【独自】日本リビング保証×メディアシーク:経営統合で『Solvvy(ソルヴィー)株式会社 』誕生、保証・金融・システム開発で新たな価値創造へ
脱炭素領域において保証という切り口で業界を支える日本リビング保証と同社の盟友メディアシークは11月1日に経営統合。社名及びブランド名を「Solvvy(ソルヴィー)株式会社」に変更し、新たな価値創造に向けスタートを切った。
日本リビング保証は2009年設立。「住宅設備の延長保証」を中心に展開してきた関連業界屈指のイノベーター。住宅設備・建物・地震・地盤といったバリエーションの拡充に加え、コンタクトセンター・点検・修繕工事の受託のほか住宅オーナー向けポイントアプリ、チャットボットといったSaaSを提供。大手ハウスメーカーから中小工務店など累計4,000社以上のネットワークを持つ。
再エネ関連では太陽光発電・蓄電システムといったメーカー保証の裏方を担う。蓄電設備への保証付帯は業界トップシェア。付帯物件数は35万件、発電量にして180GWに相当するなど縁の下の力持ちとして知らぬ者は居ない。売上高成長率は過去10年平均で30%超え。年商50億円規模にまで成長した。
メディアシークは2000年に設立。今では懐かしい大手通信業者が展開していた『i-mode(アイモード)』の携帯アプリ等を手掛け、時代に沿ったシステム開発を提供。現在ではコーポレートDXのほか、世界最高レベルのコード読み取り技術を活かした画像解析・AI事業などを展開している。脳神経科学とITを融合したブレインテックサービスにおいては国内で草分け的存在として認知されているという。長期安定収益基盤を構築。純資産は30億円を超える。
統合に至った経緯について、Solvvyの代表取締役副社長に就任した荒川拓也氏は「メディアシークとは日本リビング保証の立ち上げ時よりシステム開発で密に協業してきた。旧知の仲でもある。時代のスピード感に対応するため経営統合に至った」と振り返り「保証・金融・システム開発を一気通貫させることで、提供するサービスの価値創造を拡大していく」と意気込む。
具体的には顧客への個別業務システムやオリジナルアプリ開発といったカスタマイズ性を強化。商習慣など長きにわたり培った住宅業界の知見をもとにしたSaaSの提供。デジタルマーケティング、更には資金力を背景としたベンチャー育成・IPOを計画。
「経営統合によるシナジーを加速させ、中期経営計画では2027年に売上高100億円超え、東証プライム市場へのステップアップをめざす」と目標を語った。
「Solve=解決」にもう1つ「v」を加え、2つの「v」で「w」を表現。「with you」、すなわち「パートナーとともに」。社会課題をアイデアで共に解決していく。「Solve with idea, Solve with you.」。社名に冠した想いを載せて。新たな組織が動き出した。