【提携・M&A・新会社】日立エナジー：eksエナジー全株取得で電力変換事業を強化

日立エナジーは、エネルギー貯蔵用電力変換システム事業の拡大に向け、2023年に過半数株を取得していたスペインのeksエナジーを完全子会社化した。eksはバッテリー蓄電や再エネ系統連系向けのパワーコンディショナーや制御技術を有しており、買収完了により同社の技術と人材を取り込み、日立エナジーのグローバル展開とデジタル技術を融合させる。電力網の安定化や柔軟な運用を支える包括的なソリューションを拡充し、顧客ニーズへの迅速対応を図る。

国際エネルギー機関（IEA）は2030年までに世界の蓄電容量を2022年比で6倍に増やす必要があると指摘しており、COP29誓約でも蓄電と送電網強化が重要課題に位置付けられた。日立エナジーはスペイン・セビリアに拠点を設立し、研究開発と顧客対応を強化。豪州ワラタ・スーパー・バッテリーをはじめ主要案件に参画している。液冷式PCS「WD4」など新製品投入も進め、系統安定と脱炭素化を両立する次世代エネルギーインフラ構築に貢献する姿勢を示した。

【出典】
▷日立エナジーがエネルギー貯蔵用電力変換システム事業の強化に向けてeksエナジーの全株式を取得
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。