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【断熱材・窓】ヒノキヤグループ:断熱等級による電気代差を3地域で実証

2025.06.13

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(出典:HPより)


ヒノキヤグループは、住宅の断熱性能が冬期の電力消費に与える影響を検証するため、東京大学大学院・前真之准教授の監修のもと、2024年12月から2025年2月までの3カ月間にわたり全国3地域(長野県・栃木県・埼玉県)で実証実験を実施した。断熱性能等級5と6の戸建住宅(各延床30坪・全館空調Z空調搭載)を用い、室温22℃を維持した状態で消費電力量と電気代を比較した。

結果、最も大きな差が出たのは栃木県那須塩原市(4地域)で、等級6の電気代は月額約5,153円の削減効果が確認された。長野県佐久市(3地域)と埼玉県八潮市(6地域)では、それぞれ約1,527円、961円の差にとどまり、一定の効果は認められつつも顕著な差は出なかった。これは両等級とも高気密な現場発泡ウレタン断熱と熱交換換気を採用しており、換気熱損失や漏気が抑制されていたこと、また断熱強化によるエアコン効率への影響が相殺要因となった可能性があると分析されている。

前准教授は「冬における快適性と省エネを両立するには断熱・気密性能と全館空調の組み合わせが有効である」としたうえで、「今後は断熱等級6の真価をさらに発揮できる空調制御の最適化が求められる」と展望を示した。

【出典】
断熱6等級 冬の電気代削減効果を3地域・4地域・6地域の3地点で検証
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。