【提携】日産と大阪ガス、EV活用で電力協業を開始
日産自動車と大阪ガスは、カーボンニュートラル社会の実現を目指し、電気自動車(EV)を活用した電力ビジネスで協業を開始した。日産自動車はこれまでEV市場のパイオニアとして環境問題や社会課題の解決に取り組んできた。今回の協業により、大阪ガスの再生可能エネルギー(再エネ)や電力需給管理の知見を活かし、一般家庭向けの小売電力事業やEVの充電電力の再エネ利用を強化する。
協業の第一弾として、日産自動車の子会社である日産トレーデイングを通じて、「日産でんき」を販売する。「日産でんき」は、FIT発電所由来のFIT非化石証書を付与し、実質再生可能エネルギー100%の電力として提供される。販売は2024年12月より一部販売会社で開始し、順次拡大する計画。
日産は「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム3(ZESP3)」の会員が、全国の販売店舗で急速充電を行う際の電力についても、実質再生可能エネルギー100%として提供を進める。今後は、Daigasグループが保有するFIT発電所由来の環境価値を全国約2,000店舗に適用する計画で、2024年度中の達成を目標としている。
大阪ガスは、2050年のカーボンニュートラル達成を掲げ、2030年度までに国内外で500万kWの再エネ電源の普及を目指している。同社は、再エネ開発や電力トレーディングを通じて脱炭素社会の実現に貢献するとともに、日産自動車との協業により新たな価値の創造を図る。
日産自動車は「革新的な技術を通じて社会課題の解決に貢献する」というビジョンを掲げており、EVの普及を軸に、地域課題の解決にも積極的に取り組んでいる。今回の「日産でんき」の販売開始は、消費者と共にカーボンニュートラルの取り組みを推進する活動の一環と位置付けられている。
【出典】
▷日産自動車と大阪ガス、EVを活用した電力ビジネス分野において協業を開始
※本記事は生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。