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【企業動向】Solvvy:保証とテクノロジーで顧客接点を再設計―盟友同士の経営統合が生んだ成長モデル

2026.08.06

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住宅向け保証を手掛ける旧日本リビング保証と、システム開発会社のメディアシークが経営統合して発足したSolvvyは、保証事業の安定収益とIT開発力を組み合わせ、事業領域を広げる。7月29日にメディア向け勉強会を開き、上席執行役員の加藤航介氏が統合の狙いや成長戦略を説明した。

■上場企業同士の統合で開発力を内製化

両社は2024年11月に統合。旧日本リビング保証はシステム開発の内製化と技術者の確保、メディアシークは受託型SI事業に続く成長基盤の構築を課題としていた。以前から開発委託を通じた取引関係があり、業務面や企業文化の相性も統合を後押しした。

統合後は技術者が全従業員の約4分の1を占める。SaaSの試作品を迅速に構築して顧客へ提示できるようになり、大規模提携や個別開発案件の獲得につながっている。研究開発組織「Solvvy LAB.」では生成AIやブレインテックの事業活用も検討する。

中核事業は「ストックビジネスコンサルティング」。企業が顧客と長期的な関係を築くため、会員向けアプリや保証制度、ポイントサービスなどを提供する。住宅分野では、点検案内や修理相談を受け付けるアプリを展開し、AIチャットボットによる一次対応の自動化を支援する。

■前受収益を投資に回し成長を加速

長期保証料を契約時に一括して受け取り、保証期間に応じて売上を分割計上する収益構造も特徴となる。先行して確保した資金を不動産や有価証券の運用に振り向け、保証事業の安定収益に投資収益を加える複利型の成長モデルを構築している。

成長領域では、ジャックスとリフォーム向けプラットフォームを開発し、見積もりから電子契約、決済、保証、ローンまでのオンライン化を図る。中古住宅仲介ではブランディングテクノロジーと連携する。

旧メディアシークの顧客基盤も活用し、カルチャーセンター向けシステム「マイクラス」と会員アプリを組み合わせてアクティブシニア市場を開拓する。アクセンチュアとの協業では大学向けアプリの展開を進める。

今後は企業向けサービスによる安定収益に加え、提携先と消費者向け事業を展開するなど保証、IT、投資資金を一体化した成長を目指す。

〔参照〕
Solvvy