【研究】名城大学:吊り式ケーブルラックの耐震上の弱点を解明、鋼製ワイヤーによる簡易補強法を実証
名城大学理工学部建築学科の松田和浩教授らの研究グループは、建物内の電力・通信ケーブルを支える吊り式ケーブルラックについて、日本の耐震設計指針の妥当性を実大振動台実験で体系的に検証した。耐震支持部材には十分な強度がある一方、地震時にはケーブルラック本体が先に変形、損傷することを確認した。
研究では、耐震設計指針に基づく長さ10メートル超の実物大試験体3種類を製作し、大型振動台による加振試験と静的載荷試験を実施した。結果を踏まえ、1本の鋼製ワイヤーがラック全体で抵抗するよう配線した簡易補強法を開発した。補強後は、耐震支持部材を上回る耐力を確保できたという。ケーブルを含むラックは1メートル当たり100キログラムを超える場合があり、落下すれば停電や通信障害、建物機能の停止につながる。今後は補強方法の改良や設計手法の構築を進め、建築設備の耐震化と事業継続計画の強化に役立てる。研究成果は国際学術誌「Engineering Structures」に掲載された。
【出典】
▷巨大地震から建物内の電力・通信ケーブルを守る新技術―吊り式ケーブルラックの弱点を実大実験で解明し、簡易補強法の有効性を実証―
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。
※掲載画像は公表資料またはホームページからの引用です。