【蓄電関連】日揮ホールディングス：出光興産跡地で系統用蓄電池を完工

日揮ホールディングスは、出光興産の兵庫製油所跡地で進められていた系統用蓄電池設置工事を完了した。日揮が受注し、EPC（設計・調達・建設）の知見を生かして設計・施工を一貫管理。2025年8月に完成し、試運転を経て10月に引き渡した。設備は発電や需要家から独立して送配電網に直接接続され、再エネ電力の蓄電や出力変動の調整などに活用される。出光興産などが設立した姫路蓄電所合同会社からの受注案件で、同社の蓄電分野拡大を象徴するプロジェクトとなった。

今回、日揮は複数の蓄電池を統合制御するエネルギーマネジメントシステム（EMS）を最適化し、中央給電指令所や需給管理システムなど上位制御と連携させた蓄電所統括制御ネットワークを構築。需給調整市場、容量市場、卸電力市場への対応を可能にし、信頼性と保守性を高めたシステムを実現した。出力15MW・容量48MWhの設備は、電力需給の安定化とカーボンニュートラルの実現に資するモデルとして注目される。日揮グループは今後も蓄電池事業を通じて再エネ導入拡大に貢献していく方針。

【出典】
▷再生可能エネルギーの普及拡大に貢献する系統用蓄電池設置工事が完工
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。