【太陽光発電】エネワンでんき：太陽光発電の卒FITユーザー向け電力買取サービス本格展開

Gas Oneグループのエネワンでんきは、住宅用太陽光発電の固定価格買取期間（FIT）が満了した、いわゆる“卒FIT”ユーザーを対象とした電力買取サービス「エネワンSUNSUNプロジェクト」を本格展開する。

同社は2022年6月に大手エネルギー会社サイサンの小売電気事業を母体に設立された。Gas Oneグループの顧客基盤を活かし、電力・ガス等の販売を全国展開している。「エネワンSUNSUNプロジェクト」は、FIT期間終了後の余剰電力を通常8.5円/kWh程度とされる水準に対しプレミアム価格で買い取るというもの。24年9月にスタートした。

対象は10年以上前に太陽光パネルを設置した“卒FIT”ユーザー。エネワンでんき、GasOneグループのガス、ウォーターワンのいずれかのサービスを契約している場合は9円/kWhで、協業を強めているダイヤゼブラ製の蓄電池とセット契約すれば14円/kWhとなる。年間4,000kWhの売電を行う家庭であれば、従来の8.5円/kWhと比べ年間22,000円の差額収入が見込める計算となる。蓄電池の導入については、GasOneグループが設置支援を行う体制を整備。電気代削減や停電時の備えとしての活用も促している。

エネワンでんきの担当者は「『お客さまにとって最も身近なホーム・エネルギーパートナー』の理念のもと、エネルギーの供給を通じ、生活を豊かにするサービスの拡充を図っていく」と話していた。

【出典】
▷株式会社エネワンでんき
▷エネワンSUNSUNプロジェクト
▷ダイヤゼブラ電機株式会社 ハイブリッド蓄電システムEIBS7 特設サイト