【蓄電関連】スターシーズ：愛知県の系統用蓄電所（土地・設備・接続権）を売却、譲渡益は前期利益の3割規模に

スターシーズは、販売用不動産として保有していた系統用蓄電所（土地・設備）および電力接続権の残余1物件について売却を決定した。ポートフォリオ最適化を目的とし、同物件は愛知県豊橋市雲谷町に所在する最大受電電力1,999kWの「NO.188豊橋市雲谷町蓄電所」。同社は10月に2物件を取得し、そのうち1物件を既に売却済みだった。本件売却先の名称と金額は非公表だが、売却による売上高は前期連結売上高の1割超となる見通しで、譲渡益は連結営業利益・経常利益・純利益のいずれも前期比30％以上に相当する見込みという。契約締結は11月27日、引渡・決済は2026年1月31日を予定し、2026年2月期の業績に反映する。

同社による蓄電所の取得・売却は収益機会と資産効率の両面を踏まえた運用戦略の一環であり、再エネ普及に伴う蓄電設備市場の拡大と需給調整の重要性が高まる中、事業ポートフォリオの柔軟な再構築を進める姿勢がうかがえる。今回の売却は10月発表の通期予想上方修正に既に織り込まれており、業績影響は想定内と位置づけられる。同社グループと売却先の間に資本・人的関係、関連当事者として特記すべき事項はないと説明している。

【出典】
▷販売用不動産（系統用蓄電所の土地及び設備）並びに電力接続権の売却に関するお知らせ
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。