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【蓄電関連】ポート:群馬太田蓄電所が需給調整市場で取引開始、3拠点体制で系統用蓄電所事業の本格参入を検証

2025.12.02

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(出典:HPより)


ポートは、系統用蓄電所として開発を進めてきた群馬太田蓄電所で、当初計画通り需給調整市場(一次調整力)の取引を開始した。10月に取引を開始した群馬伊勢崎第一蓄電所に続く第二弾であり、卸電力市場より収益性が高いとされる需給調整市場での運用実績をもとに、本格参入に向けた意思決定を行う方針を示した。ポートは2025年3月期に3か所の蓄電所開発を進め、2026年3月期には群馬伊勢崎第一(6月稼働)、群馬太田(6月稼働)、群馬伊勢崎第二(10月稼働)の3拠点すべてが稼働済みとなった。各拠点の出力は約2MW、容量は約8MWhで、投資規模は合計約10億円となる。第三弾の伊勢崎第二も需給調整市場での取引開始に向け準備中である。

同社は成果報酬型の成約支援事業で年間90万件超の成約を扱う体制を持ち、電力・ガス事業者向けの支援サービスからエネルギー領域へも活動を広げてきた。再エネ比率拡大に伴い、変動性電源に対応する調整力や余剰電力の活用が課題となる中、系統用蓄電池の市場規模は2022年の41.7億円から2030年に758億円へ拡大すると予測されている。ポートは調達支援の高度化や市場成長性を踏まえ、系統用蓄電所事業への参入可能性を検証している。需給調整市場は応動時間により一次~三次に区分され収益構造が異なるが、現時点では一次調整力での取引開始が進む。検証は順調とし、2026年3月期中に本格参入の可否を判断する計画で、業績影響は既に通期予想に保守的に織り込まれている。投資家からの関心も高く、進捗は今後も適宜開示するとしている。

【出典】
ポート群馬太田蓄電所の需給調整市場での取引開始のお知らせ
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。