【提携・M&A・新会社】大阪ガス・KRI:蓄電池試作のエナックス株式を取得し受託研究開発の体制を拡充

(出典:HPより)
大阪ガスの子会社KRIは、蓄電池の大規模試作や電池パック・システム開発に強みを持つエナックスの株式取得契約を、大和PIパートナーズが運営する投資事業組合と締結した。エナックスを完全子会社化し、蓄電池分野の受託研究開発事業の領域拡大を図る。蓄電池は電動車や定置用など需要が世界的に伸び、日本でも温室効果ガス削減目標や再エネ主力化の要に位置付けられている。KRIは1987年設立の受託研究会社で、エネルギーやCCUS、材料技術など複数領域で研究開発を受託してきた。重点領域の一つである蓄電池分野では、評価技術や劣化診断などを担い、自社研究も進めてきた経緯がある。エナックスは1996年創業のリチウムイオン電池試作企業で、大規模試作や駆動用電池パック開発など、材料メーカーや自動車メーカー向けに幅広いサービスを提供してきた。
KRIは2024年に小規模試作に強みを持つSEIを傘下に収めており、今回のエナックス取得で研究・評価から小規模・大規模試作、電池パック・システム開発まで一連のバリューチェーンをグループ内で完結できる体制が整う見通しとなる。2030年に向けたリチウムイオン電池の超長寿命化の取り組みにおいても、エナックスの試作力とシステム開発力の活用を視野に置く。Daigasグループは蓄電池が再エネとの親和性が高い点に着目し、普及拡大へ向けた取り組みを加速する構えを示す。多様なステークホルダーと連携し、社会課題解決に資する「ミライ価値」の創出を掲げ、革新的なエネルギー&サービス企業への進化を目指す。
【出典】
▷株式会社KRIによるエナックス株式会社の株式取得について~蓄電池に関する受託研究開発事業の更なる拡大を目指して~
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。