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【蓄電関連】會澤高圧コンクリート:世界初の蓄電コンクリートモジュール点灯、45社で工業会を設立

2025.09.28

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(出典:HPより)


會澤高圧コンクリートと米マサチューセッツ工科大学(MIT)が共同開発を進めてきた「蓄電コンクリート」が、9月25日に福島県浪江町の研究拠点「福島RDMセンター」で開催されたテックイベント「結」で世界初の標準モジュールを公開し、点灯式を行った。1年半にわたる研究の成果として発表された標準モジュールは、炭素微粒子カーボンブラックを混入し導電性を持たせたコンクリートを電極化したスーパーキャパシタで、25層のセル構造により約25Vを発生。4基のユニット連結で100V級の出力を実現し、1立方メートル規模での構築は世界初となる。電力はトヨタ自動車の燃料電池車「MIRAI」から供給され、燃料用水素は再エネ由来の福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)で製造されたものを使用した。

同日、全国45社のコンクリートメーカーや関連企業が参加する「蓄電コンクリート工業会」が正式に発足した。2024年4月の研究コンソーシアム設立以降、産業界からの賛同を得て準備を進め、2025年3月の準備会で執行部を決定し、この日正式に組織化したもの。今後は標準モジュールを基盤とした製品開発やGX支援事業との連携を通じ、全国規模の供給体制を確立する方針だ。工業会は再生可能エネルギーの効率的な蓄電・供給、分散型エネルギー網の構築、自己発熱機能によるエネルギー消費低減など、エネルギーインフラの新たな可能性を拓くことを目指している。

【出典】
蓄電コンクリート 世界初の点灯式を開催/全国45社で「蓄電コンクリート工業会」設立
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。