【断熱材・窓】FPコーポレーション:断熱材で耐震性能向上を実証

(出典:HPより)
断熱性能と耐震性を両立する取り組みが前進した。住宅用断熱材「FPウレタン断熱パネル」を展開するFPコーポレーションは、木造構造設計を専門とするM’s構造設計と協業し、同パネルの耐震性能向上効果を実証した。初期段階の検証では、同製品を採用した建物において、設計上の耐震性能を超える「実態性能」の向上が確認された。複数の検証物件での壁量充足率は平均1.28倍と、耐震等級3に換算して約1.92倍に相当。FPパネルによる壁倍率の見直しが、住宅の構造強化に寄与することを示した。
本実証は3段階で進行しており、現在はフェーズ1の完了段階。今後は耐震余力を活用する設計手法の確立(フェーズ2)、および既存住宅への応用(フェーズ3)を見据える。FPパネルはウレタンを隙間なく充填する一体成型構造が特徴で、断熱性と構造体の一体化が可能。耐震補強材としての可能性が注目される中、同社は2025年6月にリブランディングを実施。「暮らしと命を守る家づくり」への姿勢を打ち出した。FPパネル誕生40周年を機に、佐藤実氏との対談動画も公開し、今後の住宅構造の在り方に一石を投じている。
【出典】
▷「FPウレタン断熱パネル」の耐震性能向上効果を実証
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。