【市況】国際エネルギー機関（IEA）：電力需要と再エネ導入が過去最大700GW

IEA（国際エネルギー機関）が発表した「世界エネルギーレビュー2025」によると、2024年の世界のエネルギー需要は前年比2.2％増と、過去10年平均を上回る伸びを記録した。中でも電力需要は4.3％増と突出しており、冷房需要の増加、データセンターやEVの普及が主因とされた。エネルギー供給では再生可能エネルギーが最多の38％を占め、太陽光発電が全体の約8割を占める700GWの新設容量を記録。

一方で、エネルギー起源のCO2排出量も過去最高を更新したが、伸び率は0.8％と鈍化。猛暑が排出増の一因となったものの、クリーン技術導入により26億トンの排出が抑制された。石油の需要比率は初めて30％を下回り、石炭需要は1％の微増にとどまった。原子力も拡大傾向にあり、7GW超の新設で電力構成比の8％を確保した。地域別では中国とインドの増加が目立ち、新興国が需要増全体の8割超を占めた。

【出典】
▷Global Energy Review 2025 Key findings
※本記事は生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。