【随録】住環境計画研究所:新春交流会2025 開催
エネルギーと環境から「暮らし」を考えるシンクタンク住環境計画研究所は1月15日、ホテルルポール麹町にて新春交流会を開催。政策決定を担う重鎮達を筆頭に業界関係者100名以上が駆けつけ、穏やかな空気の中、意見交換に花を咲かせた。
同研究所は1973年に創業した省エネを中心とする専門家集団。2023年に50周年を迎えた老舗。中上英俊会長は経済産業省の諮問機関である総合資源エネルギー調査会・省エネWGの委員長を務めた経歴をもち『エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)』の制定に貢献してきた。まさに住宅建築業界においては、現在主流となる概念のひとつZEH・ZEB等の礎を創り上げてきた重鎮である。現在も研究所は同WG等の委員として、後任の鶴崎敬大所長らが調査研究などを通し政策の方向性に寄与している。
開催された新春交流会は中上会長が研究所設立当初より「対等な関係で世の中について意見交換する場」として設けた年末恒例の有志会だった。産官学民。和やかな雰囲気での議論が政策にも良い影響を与えてきたと言える。近年、コロナ禍の影響で見送りとなっていたが、今回5年ぶりに貴重な「会」が開かれ、関係者たちはあるべき世の中について議論を深めた。
〔参考〕
▷住環境計画研究所