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【研究】産総研、CO2から液化石油ガスを直接合成

2025.01.19

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(出典:HPより)


産業技術総合研究所(産総研)とカナデビアは、CO2を原料とした液化石油ガス(LPG)の直接合成に成功した。新開発の触媒とプロセスにより、1MPa以下の低圧条件でLPGを効率的に製造。来春から年産3~4トン規模の実証実験を1年間実施する計画。

この技術では、再生可能エネルギー由来の「グリーン水素」と工場排出CO2を触媒に通し、LPG成分を選択的に合成。LPGは産業や家庭で不可欠な燃料であり、災害時の迅速な復旧性が評価されている。従来、CO2からのLPG直接合成は技術的に困難とされてきたが、本研究により商業化への道が開かれた。

市場予測によれば、日本国内のLPG需要は2035年までに200万トン、2050年には800万トンに達する見込み。カナデビアと産総研は、技術の社会実装を通じて持続可能なエネルギー社会の構築とカーボンリサイクルの推進に貢献する方針。

【出典】
CO2から直接、「液化石油ガス(LPG)」の合成に成功
※本記事は生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。