【独自】第22回 SMART ENERGY WEEK【秋】 開催ミニレポート
2024年10月2日(水)から4日(金)にかけて、幕張メッセで開催された第22回 SMART ENERGY WEEK【秋】。この3日間で合計39,622名の来場者が訪れ、脱炭素市場の最前線が共有された。
会場内でひときわ目立ったのは、太陽光・蓄電池の経済効果シミュレーター「エネがえる」を展開する国際航業ブース。唯一のプラチナスポンサーとして、吊り下げられた「カエルちゃん」の看板が来場者の視線を集めた。シミュレーター実演では、太陽光と蓄電池の経済効果がリアルタイムで試算され、見学者は興味深そうに眺めていた。
デザイン性に特化したEV充電器を展示した和光電研。中部電力グループと協業する河村電器産業がEV充電インフラやVPP・DRを見越したソリューションを披露。ダイヘンは産業用蓄電池とワイヤレス充電技術を提案。TMEICが交換需要と国産ニーズに応えるため小型PCSを参考展示するなど産業用自家消費・脱炭素を文脈とする製品群が集まった。
— 新次代到来を予感させる。會澤高圧コンクリートとアメリカのMITが研究開発する「蓄電コンクリート」は持続可能な建築素材の可能性を魅せた。
novisは、狭小屋根にも対応する新たな自家消費パッケージを発表。JET認証を取得し期待値高まるサングロウのPCS、日本初公開となったLONGIの最新パネル。エクソルの軽量モジュールやオリジナル蓄電ハイブリッド。老舗の架台メーカー動力、ソーラーカーポートで知られるスカイジャパン。テスラ、ソラックス、トリナ・ソーラーなど世界大手の製品群がずらり。
脱炭素化を「見える化」するスタートアップ企業も多数出展。アスエネ、ゼロボードがカーボンフットプリントの可視化や効率的な管理システムを提案していた。