【脱炭素・SDGs・ESG】中国電力:総額1,095億円のトランジション・ローンで脱炭素投資を加速

(出典:HPより)
中国電力は2050年のカーボンニュートラル実現に向け、脱炭素化への移行資金として総額1,095億円の「トランジション・リンク・ローン」による資金調達契約を締結した。契約は2023年4月に策定したサステナブル・ファイナンス・フレームワークに基づき、2030年度までに小売電気事業のCO2排出量を2013年度比で半減させるSPT(サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット)の達成度合いによって将来の金利条件が変動する仕組み。広島銀行、中国銀行、山口銀行、山陰合同銀行、鳥取銀行の5行が共同幹事を務め、全国46行が参加するシンジケートローンとして組成された。参加金融機関数は同社の調達史上最多となる。
調達資金は再生可能エネルギーや原子力といった脱炭素電源の活用、再エネの普及拡大に資する電力ネットワークの高度化などに充てられる。契約期間は2035年9月までの10年間で、2030年度の排出削減目標達成を金融条件と連動させることで、企業の脱炭素投資を促進する狙いだ。中国電力は、地域金融機関との連携と多様なパートナーシップのもと、エネルギー供給を通じて中国地域の脱炭素化と地域経済の発展に貢献するとしている。
【出典】
▷トランジション・リンク・ローンによる資金調達について
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。