【太陽光発電】日揮：フィルム型太陽電池向け「シート工法」がNEDO公募事業に採択、施工コスト35％削減へ

日揮は、フィルム型次世代太陽電池向けの新たな施工法「シート工法」が、NEDOの「設置場所に応じた太陽光発電システム技術開発」事業に採択されたと発表した。ペロブスカイトを含む薄膜型太陽電池は軽量・柔軟で、これまで設置が困難だった低耐荷重屋根や壁面などへの活用が可能となる。本開発では、施工コスト削減と設置場所拡大を両立する手法として、シート状架台を用いた施工技術の実証を進めてきた。これまで苫小牧や江の島などで試験を重ね、現場適用性と施工性の高さが確認されている。

2025〜2027年度にかけて、日揮はフィルム型モジュールの大型化・長尺化、施工治具の開発、複雑な屋根・壁面に対応する架台システムなどの技術開発を進める。これにより、施工効率と構造安定性の両立を図り、従来のシリコン型と比べて約35％のコスト削減を目指す。太陽光導入拡大を阻む設置環境の制約解消と普及促進を支援する。日揮は今回の採択を契機に、低コストで柔軟な施工ソリューションの提供を加速させ、次世代フィルム型太陽電池の社会実装を推進し脱炭素社会の実現に貢献するとしている。

【出典】
▷フィルム型次世代太陽電池向け施工法「シート工法」がNEDO公募「設置場所に応じた太陽光発電システム技術開発」事業に採択
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。