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【給湯・空調・換気】早稲田大学:寝室換気は現行の2倍必要、CO₂ 800ppm以下が良質な睡眠の目安

2025.09.22

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(出典:HPより)


早稲田大学とデンマーク工科大学らの国際研究チームは、寝室の換気と睡眠の質に関する17本の研究を整理・分析し、CO₂濃度が1,000ppmに達すると睡眠効率や深睡眠割合が低下することを確認した。安全側に余裕を持たせると、寝室内CO₂を800ppm以下に抑える必要があり、そのためには現行の住宅換気基準の少なくとも2倍の換気量が求められると結論づけた。

研究では、2020年から2024年に発表された国内外の研究成果を比較。脳波や腕時計型睡眠計で測定した結果、CO₂濃度の上昇が睡眠指標に悪影響を与えることが明確となった。成人が睡眠中に快適な空気環境を維持するには一人当たり約8L/sの外気供給が必要で、現行の0.5回/h換気を大幅に上回る。こうした知見は住宅設計規格や換気設備の改良、省エネ型換気技術の開発に直結する可能性がある。成果はTaylor & Francis社の学術誌に掲載され、建築基準の見直しを促す国際的な議論の契機となっている。

【出典】
寝室の換気量、現行の2倍が望ましい可能性
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。