【太陽光発電】ユアサ商事:ペロブスカイト太陽電池の普及に本腰、中国UtmoLight社との協業を発表

セミナー会場には多くの聴衆が参集した
太陽光発電・蓄電システムを中心とするスマートエネルギー機器流通大手のユアサ商事がペロブスカイト太陽電池の普及拡大に乗り出す。7月3・4日に千葉・幕張メッセで開催した展示会『関東グランドフェア』にて、中国の次世代太陽電池メーカーUtmoLight社との協業を発表した。
ペロブスカイト太陽電池は低コストで軽くて薄い、曲がるなどの特徴をもつ。従来型では設置が困難とされる場所への導入などで期待されている。UtmoLight社は中国・無錫市のスタートアップ。中国大手エネルギー長城グループの太陽電池部門として2018年に研究開発を開始。20年に分社化して設立された。21年には150MWのパイロットラインを構築。現在、既にGWクラスの量産ラインを整備し、ミニモジュールにおいても変換効率20%超を実現。開発チームにはペロブスカイト研究の第一人者であるモハメド・ナジールディン教授を首席に置き国内外からの研究者が在籍するという。
ユアサ商事スマートエネルギー事業部によると「まだ新しい技術ではあるが可能性や潜在能力は高いと考えている。今後も国内外の技術を注視すると共に需要を掘り起こしていく」との旨を話していた。
〔参照〕
▷つなぐ グランドフェア2025
▷UtmoLight社