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【研究】東北大学:太陽光とEVで電力自給85%可能と試算

2025.05.23

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(出典:HPより)


東北大学大学院環境科学研究科の小端拓郎准教授らの研究グループは、全国1741市町村を対象に、住宅屋根上への太陽光パネル設置と電気自動車(EV)活用による家庭向け電力自給の可能性をシミュレーションした。試算では、屋根面積の約70%に変換効率20%の太陽光パネルを設置すれば、国内の年間発電量を上回る1017TWhの創出が可能とされた。

電力自給率は、太陽光のみでは平均45%にとどまるが、EVを家庭用蓄電池として活用することで平均85%まで向上。CO2排出量は87%削減され、電気料金の33%削減も見込まれる。特に農村部では自給率がほぼ100%に達する一方、都市部や北日本では低水準にとどまる傾向が見られた。

地域の特性に応じた再エネ政策とEVの有効活用が、将来的な電力の自給自足社会の実現に不可欠とされる。本成果は、国際誌Applied Energyに掲載された。

【出典】
建物屋根70%への太陽光パネル設置で電力自給率85%と試算
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。