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【業界動向】蓄電関連 編:2024年10月度

2024.10.19

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脱炭素領域をサポートする『みんなの広報宣伝部』では、政府官公庁・企業・各種団体が公表したリリースや資料を分野毎にまとめています。
日々の情報収集やマーケティングにご活用ください。

※ 本資料は独自の情報収集方法に基づき業界トレンドを把握するものであり、すべてのコンテンツが網羅されている訳ではありません。
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■ 2024年10月度(10月1日~10月31日)

【企業/研究・開発・実証】
| 大阪ガス | 10.21 | #EV
EV蓄電池の劣化診断モデル実証開始
大阪ガスと子会社KRIは、2024年10月よりEV蓄電池の劣化診断と寿命予測モデルの実証実験を開始する。運輸部門の脱炭素化に向け、EV社用車から得られるデータを解析し、個別の蓄電池状態を可視化する技術を開発中。実証は2025年度まで行い、社内利用後、外部展開も計画している。

【企業/研究・開発・実証】
| プライム・スター | 10.17 | #レドックス・フロー蓄電池
プライム・スター、COP29でレドックス・フロー蓄電池技術を発表
プライム・スターは、COP29で次世代蓄電技術「レドックス・フロー蓄電池」を発表。エネルギーの安定供給と再生可能エネルギーの普及に貢献する。

【企業/研究・開発・実証】
| 3DC | 10.22 | #電池材料
3DC、岐阜大と共同研究を開始し次世代電池材料を開発
3DCは、岐阜大学と共同でリチウムイオン電池向けの高性能シリコン系負極材料を開発するための研究を開始。次世代カーボン材料「GMS」を活用し、高容量化と長寿命化を目指す。この取り組みで電池業界の革新を進める。

【自治体/研究・開発・実証】
| 愛知県 | 10.21 | #バッテリーコンソーシアム
愛知県、次世代バッテリー推進コンソーシアム設立
愛知県は、「あいち次世代バッテリー推進コンソーシアム」を設立し、会員を募集。県内外の産学行政が連携し、次世代バッテリーの開発支援や技術イノベーション創出を目指す。

【企業/提携・M&A・新会社】
| 日本ガイシ、Sustech | 10.25 | #蓄電所ファンド
日本ガイシとSustech、蓄電所ファンド設立を検討
日本ガイシとSustechは、Sustechの電力運用プラットフォーム「ELIC」を活用した蓄電所ファンドの設立を検討。SPCを設立し、投資家からの出資を募り、蓄電所の運用を目指す。日本ガイシの蓄電池技術とSustechのAI技術を組み合わせ、収益最大化を図り、新たな蓄電所設立を目指す。

【企業/広報・IR】
| JFEエンジニアリング | 10.21 | #蓄電池
JFEエンジニアリング、系統用蓄電池事業開始
JFEエンジニアリングは、J&S蓄電合同会社を通じて、九州で系統用蓄電池事業を開始した。蓄電池を自社開発のJFEマルチユースEMSで最適に運用し、再生可能エネルギーの活用を促進。蓄電池選定から運用までを担当し、九州の電力需給安定に貢献する。この事業により、再エネ導入と地域経済に大きく寄与する見込み。

【企業/広報・IR】
| 中部電力ミライズ | 10.21 | #V2H
中部電力、V2Hオンラインセミナー開催
中部電力ミライズが、太陽光発電設備所有者向けに「蓄電池で備える?V2Hで活用する?」をテーマにしたオンラインセミナーを開催する。シャープエネルギーソリューションの専門講師が登壇し、V2Hと蓄電池の違いや活用法を説明する予定。セミナーは2024年12月6日から16日の期間中、YouTubeで配信され、家庭のエネルギー活用に関心を持つ参加者を対象に行われる。

【府省庁/研究・開発・実証】
| 関西広域連合 | 10.15 | #フォーラム
カーボンニュートラル研究成果事業化促進フォーラム
関西広域連合は、カーボンニュートラル技術の事業化を促進するため、研究成果発表フォーラムを開催。水素、蓄電池技術などが発表予定。

【研究機関/研究・開発・実証】
| 三菱総合研究所 | 10.15 | #蓄電池
国内蓄電池ビジネスの展望
三菱総合研究所が再エネ併設型蓄電池ビジネスの展望を解説。蓄電池の併設で収益性向上の可能性。

【自治体/政策動向】
| 東京都 | 10.16 | #リチウムイオン電池
東京都、「リチウムイオン電池混ぜて捨てちゃダメ!」
東京都は、リチウムイオン電池の火災事故防止を目指し、広域的資源化モデル事業を試行。複数区市町村分の電池類を資源化事業者に売却し、リサイクルを促進。

【企業/製品・サービス】
| GBP | 10.15 | #蓄電池
GBP、系統用蓄電池解析ソリューション提供開始
GBPは、系統用大規模蓄電池に向けた解析ソリューションを開始し、点検・メンテナンスをワンストップで提供。再生可能エネルギーの安定供給を支援。

【企業/製品・サービス】
| 沖エンジニアリング | 10.16 | #リチウムイオン電池
OKI、リチウムイオン電池の経年劣化安全性評価サービスを開始
沖エンジニアリングは、ウエアラブル機器などのリチウムイオン電池に対する経年劣化安全性評価サービスを開始し、安全性の高い電池の採用を支援。

【企業/製品・サービス】
| RE100電力 | 10.17 | #系統用蓄電池, Grid Biz.
RE100電力、系統用蓄電池物件情報サイトを開設
RE100電力は、系統用蓄電池のビジネスモデル構築を支援する「Grid Biz.」を開設。事業参入を検討中の方向けの情報提供。

【企業/広報・IR】
| アサカ理研 | 10.10 | #LiB再生
アサカ理研、工場増設に関するお知らせ
アサカ理研は、2024年10月10日に工場増設に関する内容を変更。LiB再生事業におけるリチウムなどの回収効率向上のため、いわき工場の増設に70億円の追加投資を決定した。持続可能な循環型社会を目指し、CO₂排出量の削減と資源再利用を強化。

【企業/研究・開発・実証】
| 住友金属鉱山 | 10.2 | #リサイクルリチウム
リサイクルリチウムを使用した電池正極材評価で性能確認
住友金属鉱山が、リサイクルリチウムを使用した電池正極材が天然資源由来のものと同等の性能であることを確認。今後、全てリサイクル原料を使用した電池正極材の評価を顧客のもとで進める。

【府省庁/政策動向】
| 経済産業省 | 10.10 | #バッテリー
蓄電池サプライチェーン協力で日加局長級対話を実施
経済産業省とカナダ政府は、蓄電池サプライチェーンに関する協力覚書に基づき、初の局長級対話を行った。両国は持続可能で信頼性のあるバッテリーサプライチェーン構築を目指し、政策情報の交換や貿易・投資促進策、企業向けの投資セミナーなど具体的なアクションを議論。今後も引き続き協力を進める。

【企業/製品・サービス】
| シティクリエイションホールディングス | 10.4 | #太陽光蓄電池
太陽光パネルと蓄電池事業を本格始動
シティクリエイションホールディングスが、東京都を中心に停電リスクに対応した太陽光パネルと蓄電池の設置を推奨するサステナブルエネルギー事業を開始。

【企業/製品・サービス】
| パワーエックス | 10.9 | #蓄電池
岡山郵便局にオンサイト蓄電池を導入
パワーエックスは、岡山郵便局に定置用蓄電池を設置し、再エネ電力供給を開始。日本郵便の脱炭素化実現を支援。

【企業/広報・IR】
| サーラエナジー | 10.4 | #蓄電所
サーラ東三河蓄電所の建設開始
サーラエナジーは、日本初の再エネ併設型蓄電所「サーラ東三河蓄電所」の建設を2024年11月より開始。太陽光発電による電力を蓄電し、電力系統からの充電も可能とすることで需給調整市場への供出を目指す。2025年夏の本格稼働を予定しており、蓄電池普及の拡大に貢献する。

【企業/製品・サービス】
| セイノーホールディングス | 9.30 | #再生可能エネルギー
セイノーHD、再エネ物流チーム始動
セイノーホールディングスが再生可能エネルギープロジェクトチームを発足。蓄電池、太陽光、風力発電設備の物流サービスをワンストップで提供。EV用バッテリーの保管・輸送ノウハウを活かし、重量物輸送に対応。全国の物流ネットワークを通じ、環境配慮の物流を推進する。

【企業/研究・開発・実証】
| やまびこ | 9.26 | #BESS
やまびこ、新開発BESS型「shindaiwa 50kVA」実証運用開始
やまびこは、太陽建機レンタルと協業し新開発のBESS型「shindaiwa 50kVAマルチハイブリッドキューブ」を静岡県工事現場に導入。CO2排出量および軽油消費量削減の効果を検証し、低炭素化を推進。

【企業/研究・開発・実証】
| 村田製作所, スタンフォード大学 | 9.30 | #電池開発
村田製作所とスタンフォード大が電池開発
村田製作所がスタンフォード大学と共同で、従来比最大4倍の出力を実現するポーラス集電体を開発。リチウムイオン二次電池の出力向上を目指す。

【企業/研究・開発・実証】
| 関東電化工業 | 10.2 | #リサイクルリチウム
関東電化、リサイクルリチウム性能確認
関東電化工業は、住友金属鉱山との共同開発で、リサイクルリチウムを使用した電池正極材の性能を確認。高純度のリサイクルリチウムで、天然資源由来のものと同等の品質を実現し、循環型社会に貢献。

【研究機関/研究・開発・実証】
| 埼玉大学 | 10.2 | #限流遮断器
埼玉大学、新電力機器「限流遮断器」を開発
埼玉大学の稲田優貴准教授らは、新電力機器「限流遮断器」を開発。直流kV・kAの電力を高速遮断でき、再エネ導入や電気自動車普及、大規模データセンターに貢献。

【研究機関/研究・開発・実証】
| 大阪公立大学 | 10.2 | #塩化物固体電解質
大阪公立大、実用レベルの塩化物固体電解質開発
大阪公立大学工学研究科は、全固体ナトリウム電池の実現に向け、新たな塩化物固体電解質を開発。従来の塩化物固体電解質と比較し、電極との副反応が起こりにくく、室温で実用化レベルの導電率を達成。2024年9月24日に国際誌に発表。

【企業/政策動向】
| TMEIC | 10.2 | #特許侵害
TMEIC、UPS特許侵害訴訟提起
TMEICは、無停電電源装置(UPS)に関する特許権侵害で富士電機に対し訴訟を提起。変換効率向上と小型化を実現する特許が対象。9月30日に仮処分申立、10月1日に訴訟提起。知的財産権を重要視するTMEICは、今後も権利侵害には厳正に対処する方針。

【企業/製品・サービス】
| 古河電工 | 9.26 | #ケーブル保護管
電力用ケーブル保護管「SFVP®」新ラインナップ
古河電工は、電力用ケーブル保護管「SFVP®」に新たなφ150・φ200タイプを追加し発売。軽量化により施工の省力化を実現。再生可能エネルギーの地中送電に最適で、従来の塩ビ管に比べ約3分の1の重量で効率化に貢献する。

【企業/製品・サービス】
| 三井金属 | 9.27 | #全固体電池
三井金属、全固体電池向け固体電解質工場新設
三井金属は全固体電池向け固体電解質「A-SOLiD®」の初期量産工場を新設。2027年の稼働を目指し、EV市場での採用拡大を視野に革新的生産プロセスを導入し、需要拡大に対応。

【企業/製品・サービス】
| 住友電工 | 9.30 | #スマホモニター
住友電工 家庭用蓄電システムに新機能
住友電工は家庭用蓄電システム「POWER DEPO®H」にスマホモニター機能を搭載し、2024年10月から提供開始。家庭の電気の使用状態をどこからでも確認可能。

【企業/提携・M&A・新会社】
| PowerX | 9.28 | #再エネ卸供給契約
PowerX 丸紅新電力と再エネ卸供給契約を締結
PowerXは丸紅新電力と再エネ卸供給契約を締結。2024年10月より、複数の発電事業者が保有する太陽光発電設備から再エネ電力を供給。蓄電池事業と電力事業を通じて脱炭素化に取り組む。

【企業/提携・M&A・新会社】
| 伊藤忠商事 | 9.30 | #蓄電池ファンド
伊藤忠商事、日本初の蓄電池専業ファンド運営
伊藤忠商事が東京都と連携し、日本初の系統用蓄電池専業ファンドの本格運営を開始。再エネ電源の最大活用と電力需給の安定化を目指す。

【企業/提携・M&A・新会社】
| Gore Street Capital | 9.30 | #エネルギー貯蔵
Gore Street Capital、日本初のエネルギー貯蔵ファンドで資金調達完了
Gore Street Capitalは、伊藤忠商事と提携し、日本初のエネルギー貯蔵ファンドの資金調達を完了。ファンドは主に関東地域で電力貯蔵設備の開発・運用を目指し、日本の脱炭素化に貢献。