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【表彰】デンソー:工場インフラ改革と地下水活用で省エネ大賞長官賞

2025.12.16

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(出典:HPより)


デンソーグループは、2025年度省エネ大賞において2件の取り組みが評価され、資源エネルギー庁長官賞を受賞した。工場インフラの運用改革による省エネ改善と、地下水を最大限活用したエネルギー削減が対象となる。表彰式は2026年1月、東京ビッグサイトで行われる予定となっている。グループとしての省エネ大賞受賞は2009年以降継続しており、今回で16年連続となる一方、デンソートリムは初の受賞となった。

半導体製造を担う拠点では、従来変更が難しいとされてきた装置運転条件やインフラ供給方法を見直し、CO2排出量を大幅に低減した。超純水製造工程では、消費電力の大きいろ過膜装置の高圧ポンプを間欠運転とし、電力量を従来比で9割削減した。さらに検査工程では、冷却水管理指標を供給圧力から排気温度に変更し、品質を維持したまま電力消費を抑制した。これらの改善により、年間で約400トン相当のCO2削減につなげた。

一方、デンソートリムでは電力消費が大半を占める事業所特性を踏まえ、省エネと創エネを組み合わせた取り組みを進めた。立地条件を生かし、地下水の冷却能力を空調外気の冷却や設備散水に活用し、空調負荷を低減した。冬季には一定水温の地下水を融雪に利用し、屋根積雪の課題を解消することで太陽光発電設備の導入も実現した。結果として、事業所全体で原油換算年間326キロリットル、エネルギー使用量の約1割に相当する削減効果を上げた。グループは今後も省エネ活動を通じ、脱炭素社会への貢献を強めていく方針としている。

【出典】
デンソーグループ、2025年度省エネ大賞にて2案件が資源エネルギー庁長官賞を受賞
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。