【実証】中部電力:岩石蓄熱技術で再エネ需給ギャップ解消へ技術実証開始
中部電力、東芝エネルギーシステムズ、新東海製紙、静岡県島田市は、新東海製紙の島田工場に岩石蓄熱技術とエネルギーマネジメント技術を導入し、再生可能エネルギー(再エネ)の需給ギャップ解消を目的とした技術実証を行うことで基本合意した。2026年度に実証試験を開始し、余剰電力を蓄熱材に熱エネルギーとして蓄え、必要に応じて供給することで、需給バランスの安定化を図る。技術実証は環境省の「地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事業」にも採択されている。
再エネは需要と供給のバランスが求められるが、需要の少ない時期には余剰電力が発生し、出力抑制が必要になる場合が多い。本実証では、メガワット時規模の岩石蓄熱設備を設置し、電力を熱に変換して蓄え、工場内で熱利用や発電に活用する。
中部電力は岩石蓄熱槽の設計および施工を担当し、蓄熱技術を活用したエネルギー管理を推進する。東芝ESSは技術全体の取りまとめを行い、蓄熱・エネマネ設備の設計や試運転を担う。新東海製紙は既設工場設備との調整を行い、脱炭素の推進に向けて蓄熱技術の運用検証を実施する。島田市は地域のエネルギー効率向上に賛同し、市内エネルギー収支やCO2削減効果のシミュレーション検証を行う。
【出典】
▷岩石蓄熱およびエネルギーマネジメント技術を用いたプラントの技術実証を推進するための連携に基本合意~再エネの導入拡大に伴う電力の需給ギャップ解消に貢献~
※本記事は生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。