【蓄電関連】ポート：系統用蓄電所事業、初年度黒字化へ　成長ドライバー化を視野

ポートは、系統用蓄電所事業への参入検証を進める中で、卸電力市場に加え需給調整市場での取引を開始し、事業の立ち上がりが想定を上回る進捗となっている。2026年3月期については、当初は初年度赤字を前提に業績予想へ織り込んでいたものの、稼働率や取引状況が順調に推移しており、初年度から黒字転換する見通しとなった。群馬県内で開発を進めてきた3か所の蓄電所はすべて稼働を開始し、需給調整市場での取引も段階的に拡大している。

今後は、今期中に系統用蓄電所事業への本格参入を判断する方針で、意思決定後は先行優位性の確保を目的に設置用地のソーシングを含めた大規模展開を進める計画とされる。本格参入となった場合、来期には約10か所の追加投資を想定し、同事業を新たな成長ドライバーの一つとして位置付ける考えが示されている。初期投資を経た上での収益化モデルが見えつつあり、来期以降の業績への寄与拡大が注目される。

【出典】
▷系統用蓄電所事業の初年度黒字化見通しおよび今後の成長戦略について
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。