【海外】伊藤忠商事：米不動産大手Wood Partnersと資本業務提携

米国の賃貸住宅市場で実績を持つWood Partnersへの19.5％出資を通じ、賃貸住宅分野での事業展開を一体で進める体制を整える。米国では慢性的な住宅不足が続き、今後10年間で1230万世帯超の増加が見込まれる中、住宅ローン金利上昇を背景に賃貸需要が堅調に推移している。1998年創業のWood Partnersは、全米17拠点で開発・施工を手がける大手デベロッパーで、米国第3位の着工実績を持つ。既存の投資家基盤に加え、日系投資家とのネットワークを活用し事業拡大を図る狙いがある。

伊藤忠商事は国内で分譲・賃貸開発に加え住宅特化型J-REITを運用し、不動産開発から運用までの実績を積み重ねてきた。米国では2014年の事業再開以来、賃貸住宅を中心に投資を続けてきた。今回の提携を海外不動産戦略の中核に据え、安定収益基盤の構築を進める方針が示される。日系投資家と共同で10億ドル規模の投資を目標とし、Wood Partnersの開発案件に参画する。さらに北米建材事業との連携で資材供給を最適化し、事業間シナジーの最大化を目指す。住宅供給と持続可能な市場形成に向け、川下起点の事業拡大を推進する構えが示される。

【出典】
▷米国の大手不動産会社「Wood Partners」との資本業務提携について
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。