【海外】三菱電機：BITZER社と空調向け圧縮機の合弁会社設立で開発体制を強化

三菱電機は、子会社MEHITSを通じて独BITZERと空調向け圧縮機の開発に特化した合弁会社を設立することで合意した。新会社「BITZER MEHITS Advanced Solutions」はBITZERのロッテンブルク工場内に置かれ、アプライド空調およびIT Cooling機器向け圧縮機の共同開発体制を整える構えを示した。背景には、データセンター需要の増加や大規模施設向け空調機器の需要拡大があり、海外市場を中心とした製品の多様化に応じた柔軟な開発が求められている。圧縮機は冷暖房能力や省エネ性能を左右する中核部品であり、両社の技術を統合することで機器の高効率化と市場投入までのスピード向上を図る狙いがある。

MEHITSは従来よりBITZER製圧縮機を一部機器に採用してきた経緯があり、今回の合弁化により空調システムと圧縮機開発を一体化し、製品性能の最適化を進める方針を示した。アプライド空調は建物用途や規模ごとに必要仕様が大きく異なるため、迅速な製品開発プロセスが競争力を左右する。世界140超の国で事業展開するMEHITSにとって、合弁会社は欧州を中心とした海外市場での競争力確保に直結する位置付けとなる。両社は高効率化と開発スピード向上を軸に、アプライド空調・IT Cooling事業の拡大を見据えた協業を進めていく構図が浮かぶ。

【出典】
▷ドイツBITZER社と、空調向け圧縮機開発のための合弁会社設立に合意
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。