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【脱炭素・SDGs・ESG】岡山大学:学生と地域企業がCO₂排出を可視化する実践型ワークショップを開催

2025.11.14

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(出典:HPより)

岡山大学は岡山県商工会連合会と連携し、学生と地域企業が協働して製品のCO₂排出量を可視化する取り組みを進めている。第2回ワークショップが11月10日に津島キャンパスで開催され、シバムラグループの代表や社員、同連合会、吉備中央町商工会、大学教員・学生など計21人が参加した。前回の現地見学を踏まえ、ブルーベリージュースやポン菓子を題材に、原材料調達から廃棄までのライフサイクルを整理し、カーボンフットプリント算定に必要な情報収集と工程分析を行った。栽培方法、輸送手段、積載率、販売先までの距離など、農業と物流にまたがる詳細な項目が議論され、学生が企業担当者に直接確認しながら理解を深める形式がとられた。

ワークショップの後半では、各グループが整理したライフサイクルフローを共有し、年内の算定完了に向けたデータ収集方針を確認した。中電環境テクノスからはJクレジット制度の説明があり、将来的なカーボンオフセットやクレジット創出の可能性も示された。学生からは「現場理解だけでは不十分で、工程を精緻化する対話が重要だ」との声が上がり、実践の中で算定プロセスへの理解を深めた様子がうかがえた。本取り組みは環境省の「地域ぐるみでの脱炭素経営支援体制構築モデル事業」や「CFP Nexus WG」と連動しており、地域企業と学生が協働しながらCO₂排出の可視化を通じた価値創造を進める基盤として位置づけられる。岡山大学は、持続可能な地域社会の実現に向け挑戦を続ける意向を示す。

【出典】
CO₂を「見える化」せよ!~前回の現地見学を踏まえ、ライフサイクルを可視化する実践型ワークショップを開催~
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。