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【蓄電関連】日本ガイシ:NAS電池の製造・販売を終了、収益性低下で撤退へ

2025.11.01

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(出典:HPより)


日本ガイシは10月31日の取締役会で、独自技術による大容量蓄電システム「NAS(ナトリウム硫黄)電池」の製造および販売活動を終了し、新規受注を停止することを決定した。最終出荷は2027年1月頃を予定。エナジーストレージ事業の2025年3月期売上高は64億7,300万円(全体の約1.0%)で、従業員はグループ内で再配置する。

同社は2002年に世界初の商用化を果たし、BASFと連携して性能改善やコスト低減を進めてきたが、協議は2025年9月に中止。市場の需要形成の遅れに加え、部材価格の高騰やリチウムイオン電池との競争激化などにより、安定した収益確保が困難と判断した。今後は在庫分をもとに既受注案件のみ対応し、アフターサービスは継続する。撤退に伴い、2026年3月期に約180億円の特別損失を計上する見込み。

【出典】
NAS電池の製造及び販売活動終了に関するお知らせ(日本ガイシ)
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。