ニュースPRESS RELEASE & Original reporting

【太陽光発電】日本電機工業会:パワコン出荷2.5GWに減少 住宅小幅減・非住宅は大幅縮小?

2025.09.19

X line

(出典:HPより)


日本電機工業会(JEMA)は、2024年度の太陽光発電用パワーコンディショナ(PCS)の出荷動向を公表した。総出荷容量は2.50GWで前年度比92.9%、総出荷台数は36万9742台で93.1%といずれも減少。国内住宅向けは容量ベースで98.6%、台数で96.9%と小幅な落ち込みにとどまったが、国内非住宅向けは容量ベース83.5%、台数75.0%と大幅な縮小が目立った。容量帯別では10kW以上100kW未満が増加した一方、100kW以上は容量で減少、台数で増加という対照的な結果となった。

自立運転機能の「あり」は非住宅用で大幅に減少。PPA用途の拡大や単相割合の減少が背景にあるとみられる。第7次エネルギー基本計画では2040年の電源構成において太陽光比率を23~29%とする高い目標が掲げられ、PCSの役割は今後さらに拡大する見通し。政府は2030年までに新築住宅の太陽光搭載率を60%に引き上げる方針で、新型太陽電池の実装や安定供給を支えるパワコン市場の重要性は一段と高まる。委員会は今後も市場の「見える化」を進め、統計調査を継続する。

ただし、同統計調査には供給規模の大きいファーウェイなど一部メーカーが含まれていない。太陽光発電協会と光産業技術振興協会が集計した2024年度の太陽光パネル出荷量は約5.5GW(住宅用:約1.4GW・産業用:約4GW)だったことから実態は縮小ではない可能性が高いとみられる。

【出典】
2024年度 太陽光発電用 パワーコンディショナの出荷量動向調査報告
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。