【脱炭素・SDGs・ESG】東京電力パワーグリッド：母島で再エネ100%実証開始

東京電力パワーグリッドは、東京都と小笠原村と連携し、母島で再生可能エネルギー100％による電力供給を目指す実証を8月29日に開始する。2018年の協定締結以降、太陽光発電設備と蓄電池を設置し、自然環境や景観に配慮して工事を完了。年間の半分程度を再エネのみで賄うことを目標に、3年間の実証で新開発技術を検証する。東京都の「ゼロエミッションアイランド」、小笠原村の「自然と調和したサステイナブルアイランド」構想の一環であり、地域の持続可能な電力モデル確立を狙う。

実証では、太陽光で昼間の電力供給と蓄電池充電を行い、夜間は蓄電池から放電。不足時のみディーゼル発電を補助的に稼働させる。安定供給には、再エネ高比率での周波数変動を抑制する「VSG型インバータ」と、事故発生時に健全区間の供給を維持する「新型リレー」を組み合わせた短絡電流供給技術を導入。EMSが系統状況を監視し、自動で需給・周波数制御を行う。東電PGは、送配電ネットワーク事業者として再エネ拡大と安定供給の両立を進める構え。

【出典】
▷母島における再生可能エネルギー100%電力供給に向けた実証開始について
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。