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【独自】国際航業:太陽光発電・蓄電システム拡販ツールの決定版!?全国700社以上が採用する『エネがえる』って何?

2024.12.03

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驚異的な採用記録。年率2倍増―。ここ数年の話だという。市場背景を反映しているようだ。太陽光発電や蓄電システムの提案支援ツール『エネがえる』の導入企業数が700社を突破した。自家消費時代到来に先駆けて開発された保証付きシミュレーターの実態に迫る。

『エネがえる』は航空測量事業のパイオニアとして知られる国際航業が2015年に開発したもの。同社は地理空間情報技術をベースに我が国の社会インフラ整備を担う創業78年を迎える老舗。戦後復興間もなく航空写真を用い近代日本地図作成の礎を築いてきた。

長年培った測量技術は都市計画や道路整備、地質・海洋調査といった建設コンサルタントに拡大、目下の課題として挙げられる気候変動対策等へと展開し年商400億円規模にまで成長した。身近なところで言えば、災害発生時に被災情報を把握するための航空写真撮影。自治体の復旧・復興事業のほか、ニュースや新聞などの報道にも利用され、同社の重要な活動のひとつである。

測量技術のプロが開発した『エネがえる』は当初、電力・ガス自由化に合わせ急増する全国の料金体系をカバーする光熱費削減シミュレーターだった。その後、太陽光発電・蓄電池の長期経済効果、ローン返済、投資回収期間等を診断する機能へと進化させ、現在に至っている。

開発のキッカケとなったのは、2015年、同社が東北地域のエコタウン事業へ携わった際に「太陽光、蓄電池、エネファーム等を導入したはずなのに光熱費が下がらない」という施主の厳しい声だった。原因究明に奔走した同社はHEMS等から時間帯別利用データを分析。同様の建築仕様でもライフスタイルに合わせた設定が必要であることを突き止めた。

今でも同様の傾向にあるが、電気・ガス料金プランは事業者任せが多く、施主や業者自身の契約に対する知識も万全ではない。自由化により料金体系は増加の一途を辿っている。そこで誰でも簡単に最適な電気料金プランを診断できるようにと開発されたのが『エネがえる』だった。

時流に合わせた機能をアップデート。現在は、電気・ガス料金だけでなく太陽光発電・蓄電池・オール電化など複雑さが増している。太陽光・蓄電池の経済効果を自動化し、営業担当者の負担軽減と業務効率化を実現する法人向けクラウドサービスへ。主要蓄電池製品の98%を網羅するデータベースと、毎月自動更新される燃料調整費単価を活用するなどで正確な試算結果を提供する。

直近では、脱炭素領域に特化した事業を展開する業界大手Solvvy(ソルヴィー:旧・日本リビング保証)と国内初の「経済効果シミュレーション保証」を打ち出した。住宅用だけでなく産業用自家消費向けシミュレーターも開発するなど「唯一無二の販売支援ツール」を目指している。

脱炭素・自家消費時代の幕開けと共に加速しつつある現在、「採用企業数は年率倍増。まだまだ伸びるだろう」と長年に渡り再エネコンサルを手掛け、『エネがえる』チームを率いるエネルギー事業推進部の白川紳吾氏は見通した上で「国際航業が培ってきた技術・知見を駆使し、街づくりや地域脱炭素化に貢献していきたい」と語った。

エネがえる
国際航業、日本リビング保証と業務提携/太陽光発電・蓄電システム「経済効果シミュレーション保証」の提供開始~予測分析を活用し、性能効果をコミットする「シミュレーション保証」分野を強化~
日本リビング保証×メディアシーク:経営統合で『Solvvy(ソルヴィー)株式会社 』誕生、保証・金融・システム開発で新たな価値創造へ