【政策】環境省、気候変動適応計画の施策フォローアップ報告
環境省は、気候変動適応計画に基づく令和5年度の施策フォローアップを実施し、報告書として取りまとめた。同報告書は、7つの主要分野(農業・林業・水産業、水環境・水資源、自然生態系、自然災害・沿岸域、健康、産業・経済活動、国民生活・都市生活)と、基盤的施策に分けて進捗状況を評価している。各施策については、関係府省庁が担当し、個票形式で具体的な進捗を記載。対象となる全ての施策に関する実施状況を把握し、計42のKPI(重要業績指標)と29のKPIに対する結果をまとめた。
今回のフォローアップでは、37の分野別施策のKPIのうち22のKPIで前年から進展が確認され、28の基盤的施策のKPIのうち14のKPIで進展が見られた。一方で、令和5年度のデータが不十分だったKPIについては、確認可能な直近の年度で評価されている。これらの結果を踏まえ、環境省は気候変動適応計画の施策の有効性を検証しつつ、適応策のさらなる進展を図る考え。
気候変動適応法第9条では、政府が適応計画の実施による進展状況を的確に把握し、評価手法を開発することが求められている。環境省では今後の事業の進展と適応策の効果を評価するPDCA手法の開発を進めている。中長期的な気候変動の進展や、適応策が与える影響の両面を評価。和7年度を目標に取りまとめる予定とする。
【出典】
▷「気候変動適応計画の令和5年度施策フォローアップ報告書」の取りまとめについて
※本記事は生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。