【業界動向】太陽光発電:2025年10月度

太陽光発電を中心とする脱炭素領域にフォーカスした専門メディア『みんなの広報宣伝部』では、政府官公庁・企業・各種団体が公表したリリースや資料を分野毎にまとめています。日々の情報収集やマーケティングにご活用ください。
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■ 2025年10月度(10月1日~10月31日)
【企業/製品・サービス】
| 住友ベークライト/住ベシート防水 | 9.18 |
▷Solar-FIT累計60万本を達成
住ベシート防水の「DN Solar-FIT」シリーズが累計60万本。防水シート一体型の軽量アンカーで基礎工事を不要化し工期・初期費用を抑制。導入実績は住宅中心に拡大し、累計70MW規模の発電普及に寄与。
【企業/広報・IR・事例】
| 東急コミュニティー/日栄インテック | 9.26 |
▷手摺一体太陽光で特別賞
バルコニー手摺や屋上フェンス更新時に設置可能な手摺一体型太陽光「ソーラーレール」が優良製品・技術表彰2025で特別賞。垂直面・両面発電でスペース制約と積雪課題に対応し、都の補助対象も獲得。レジリエンス向上にも寄与。
【研究機関/研究・開発・実証】
| 産業技術総合研究所/中部電力 | 9.29 |
▷PVガラスからアンチモン抽出
産総研が水熱処理で太陽光パネルのカバーガラスからアンチモンを高効率抽出。温和条件で約8割回収を確認。2030年代後半の大量廃棄を見据え資源循環へ道筋。中部電力と連携し分離回収やスケールアップを進める。
【各種団体/政策動向】
| 太陽光発電協会 | 9.29 |
▷太陽光の共生・環境配慮を宣言
太陽光発電協会が行動理念・原則を再提示。安全・地域貢献・生物多様性配慮を軸に、計画〜廃棄までのライフサイクルで法令順守と台帳活用、影響評価、運転後の対話と改善、適正処理・リサイクルを業界横断で促進。
【企業/提携・M&A・新会社】
| 東建コーポレーション/TGオクトパスエナジー | 9.30 |
▷賃貸向け太陽光PPAを開始
賃貸住宅向けに太陽光PPAを展開。物件に設置した発電設備を電力小売がTPOとして保有し、入居者に環境配慮電力を供給。不足分は実質再エネメニューで補完し、首都圏・東海・近畿から順次拡大。導入の煩雑さを解消し普及を後押し。
【企業/提携・M&A・新会社】
| 大阪ガス/大和エナジー・インフラ | 9.30 |
▷再エネ事業で覚書、太陽光取得
再エネの共同取得・開発で覚書を締結し、京都市の稼働済太陽光(約2.5万kW)を共同出資会社を通じ取得。運転保守や販売力、金融機能を活かしバリューアップと長期安定電源化を推進。リパワリングや蓄電池併設も視野に普及を加速。
【企業/提携・M&A・新会社】
| 京葉ガス/KG America/ForeFront Power/三井物産 | 9.30 |
▷米国分散型太陽光に出資
京葉ガスが米国の分散型太陽光事業に出資。初の海外子会社KG Americaを通じ、三井物産系ForeFront PowerのJVに参画。約100MWの太陽光と10MW蓄電池を対象に、成長市場で再エネ事業を拡大する。
【企業/統計・調査・資料・他】
| ECODA | 9.30 |
▷太陽光・蓄電池で安心感が向上
ECODA調査で太陽光・蓄電池導入世帯の7割超が「電気代への安心感が高まった」と回答。猛暑で冷房長時間使用が常態化するなか、導入判断は経済性に加え停電対応と施工信頼も重視。補助金理解の不足は普及の壁となる。
【企業/広報・IR・事例】
| からくさホテルズ東京/シナネン/日本国土開発 | 9.30 |
▷都内3ホテルにPPAで再エネ供給
からくさホテル東京の3施設に、JDCエナジーの新設太陽光からオフサイトフィジカルPPAで「生グリーン電力」を供給。2025年10月開始、使用電力の約21.9%を再エネ化し年約199トンの排出削減を見込む。追加性を備えた調達モデルとして活用拡大を狙う。
【自治体/研究・開発・実証】
| 福岡県/九州旅客鉄道/エネコートテクノロジーズ/日揮 | 10.1 |
▷駅ホームでペロブスカイト実証
福岡県はJR九州、エネコートテクノロジーズ、日揮と連携し、博多駅ホーム屋根でペロブスカイト太陽電池の実証を開始。軽量・柔軟の特性を生かし難設置箇所での再エネ導入拡大を検証。21日に知事見学会を実施。
【自治体/政策動向】
| 栃木県/コレトチ/藤井産業 | 10.1 |
▷県有施設にPPA太陽光導入
栃木県がPPA方式で県有施設に太陽光を導入。子ども総合科学館に約220kWを設置し、年発電35万kWh、約160t-CO2削減を見込む。事業者はコレトチ、EPC・O&Mは藤井産業。県庁ゼロカーボン計画の実装を前進。
【企業/製品・サービス】
| 日本海ガス | 10.1 |
▷太陽光0円導入の新サービス
北陸の新築ZEH向けに太陽光の設備・工事費0円サービスを開始。余剰電力は10年間大阪ガスへ譲渡、期間後は無償譲渡。エネファーム採用と自社ガス利用を条件。
【企業/政策動向】
| 京葉ガス、京葉ガス不動産、KGソーラー1、TGオクトパスエナジー、HSK | 10.2 |
▷再エネ子会社が関東で発電開始
京葉ガスと京葉ガス不動産の子会社KGソーラー1が事業開始。関東で約50カ所、計5.0MWの太陽光を開発し、9月30日に10カ所で売電を開始。電力と環境価値はTGオクトパスエナジー経由で供給。再エネ電源開発を成長戦略の柱に据える。
【研究機関/研究・開発・実証】
| 筑波大学 | 10.3 |
▷AIでPV+蓄電の運用最適化
筑波大が深層強化学習で太陽光+蓄電池の充放電を市場ルールに適合させ最適化。実市場データの検証でインバランス料金を従来比最大47%削減、他手法比26%減。季節を通じ収益と安定性を両立しVPP基盤技術へ展開。
【企業/提携・M&A・新会社】
| 自然電力/マイクロソフト | 10.3 |
▷マイクロソフト向けPPA累計100MW
自然電力とマイクロソフトの国内太陽光での長期購入契約が累計100MWに到達。九州・中国の複数案件で20年契約を締結し、運転開始・建設中のプロジェクトを拡大。
【自治体/政策動向】
| 青森県 | 10.6 |
▷青森県が再エネ共生税を新設
青森県が太陽光・風力発電施設を対象に「再生可能エネルギー共生税」を創設。出力に応じ課税し、自然との共生を促す。条例は議会可決・総務相同意済みで、施行後5年で見直し予定。
【企業/広報・IR・事例】
| 中部電力 | 10.6 |
▷本巣浄化センターで太陽光稼働
中部電力が岐阜県本巣市の下水道施設に設置した「本巣浄化センターソーラー」(出力709.4kW)が営業運転を開始。自治体設備の再エネ活用を拡大し、電源開発を推進。
【研究機関/研究・開発・実証】
| 芝浦工業大学/ケー・エフ・シー | 10.6 |
▷微生物で廃太陽電池からセレン回収
芝浦工大とケー・エフ・シーがCIGS系廃太陽光パネルから溶出したセレンを、セレン酸還元微生物S. stutzeri NT-Iで浄化回収し再資源化に成功。2030年以降の大量廃棄を見据え、環境負荷と最終処分場逼迫に循環技術で対応。実装へスケール拡大を計画。
【企業/研究・開発・実証】
| 九州旅客鉄道/ウエストホールディングス | 10.8 |
▷駅レール活用の太陽光、実証開始
JR九州とウエストHDが日豊本線佐土原駅の使用停止レール上に太陽光モジュールを設置し発電を開始。出力4.97kW、年約6500kWh想定。国交省補助事業に採択され、取付・発電状態を検証。駅照明の再エネ化を進める。
【企業/製品・サービス】
| ネクストエナジー・アンド・リソース | 10.8 |
▷景観調和型ソーラーカーポート発売
ネクストエナジーが住宅向けソーラーカーポート「Harmost」を発売。5色展開と一体感の高い外観を採用し、460WのN型両面発電モジュールで発電容量を従来比16.9%向上。エクステリア価値を高め、発電と経済性を両立。
【企業/製品・サービス】
| ティーエスピー | 10.8 |
▷瓦型太陽光パネルを新発売
景観に溶け込む瓦型太陽光「ペラペラ太陽光(瓦)」を発売。1枚最大50W、黒・灰・赤・金の4色展開。両面テープ固定で木部負担と雨漏りリスクを低減。神社仏閣や歴史的建築への再エネ導入を後押しし、外観価値と発電を両立。
【企業/統計・調査・資料・他】
| 国際航業 | 10.8 |
▷太陽光・蓄電BPaaS白書公開
太陽光・蓄電池の販売実務を対象に、制度対応の煩雑化や属人化を可視化した「太陽光発電/蓄電池BPaaS白書」を公開。343人調査で業務負荷の実態を提示し、BPO/BPaaSの適用領域と効果を整理。資料は専用サイトで提供。
【企業/統計・調査・資料・他】
| アイチューザー | 10.8 |
▷太陽光導入の壁は初期費用
アイチューザーが戸建て所有者550人を調査。太陽光パネル・蓄電池導入の最大の障壁は初期費用と判明。共同購入事業で負担軽減を図る。調査は2025年8月21~22日実施。電気代節約行動や導入意向をあわせて分析し需要喚起へ活用。
【企業/広報・IR・事例】
| エコマックスジャパン/エナリス/エナリス・パワー・マーケティング/当別町 | 10.9 |
▷当別町PPA公募で最優秀に選定
当別町のPPA方式太陽光導入プロポーザルで、エコマックスジャパン、エナリス、EPMの共同事業体が最優秀に選定。オンサイトとオフサイトを組み合わせ、20年契約で需要対応とCO₂削減を両立。発電量予測等はエナリスが担い、料金低減と脱炭素を推進。
【企業/広報・IR・事例】
| JX金属 | 10.9 |
▷磯原工場にPPA太陽光を増設
磯原工場のPPA太陽光を追加設置。既設分の約100トン削減に上積みし、年間約488トンのCO₂削減規模へ拡大。国内外拠点での導入を通じ、2030年度に18年度比50%削減、2050年度ネットゼロ目標の達成を急ぐ。
【企業/製品・サービス】
| セイコーエプソン | 10.9 |
▷強溶剤対応ヘッドでPV量産支援
強溶剤対応の新プリントヘッド「S3200-S1」を投入。4.73インチ広幅・600dpiで膜厚均一性を確保し、ペロブスカイト太陽電池の量産装置化を後押し。「S800-S1」等の実績を継ぎ、研究から量産までの応用を拡大。
【企業/製品・サービス】
| 東京ガス | 10.10 |
▷集合住宅向けGXパック提供開始
東京ガスが太陽光と蓄電池を一体化した脱炭素ソリューション「IGNITURE GXパックM」を提供開始。リビオ中野レジデンスで初採用。義務化に対応し昼間の余剰電力活用を促進、再エネ供給と組み合わせて集合住宅の脱炭素化を支援。
【企業/広報・IR・事例】
| 長州産業 | 10.14 |
▷福島に太陽電池新工場
福島県楢葉町に太陽電池モジュールの新工場を開設。2026年秋稼働予定で年産200MW体制を構築し、将来800MWまで拡張を視野。需要拡大と北米展開を見据え、山口の本社工場に次ぐ供給拠点として生産能力と安定供給を強化。
【企業/研究・開発・実証】
| 三菱電機/ITRI | 10.15 |
▷ITRIと大容量PCSで技術提携
三菱電機と台湾ITRIがメガワット級PCSで技術提携。高効率パワー半導体とITRIの変換技術を結集し共同試作と実証を実施。再エネの大容量電力変換を普及させ、GXの実装を後押し。
【各種団体/広報・IR・事例】
| 太陽光発電協会(JPEA) | 10.15 |
▷ソーラーウィーク大賞を発表
JPEAが「ソーラーウィーク大賞」各賞を発表。農業×PVや災害レジリエンス、リサイクル特別賞など地域主導の先進事例を顕彰。11月5日に表彰式を予定。
【企業/広報・IR・事例】
| 四国化成建材 | 10.15 |
▷ソリスルーフがGマーク受賞
大規模駐車場向け太陽光一体型カーポート「ソリスルーフ」が受賞。2本柱の後方支持で動線と景観に配慮し、両面発電で効率を高める。配線や雨樋の隠蔽設計も評価。新ブランドMEGLIOの中核として展開。
【企業/広報・IR・事例】
| ABalance/TOYO | 10.15 |
▷米テキサスで太陽光パネル量産
連結子会社TOYOの米国テキサス新工場が入居・操業許可を取得し量産開始。年産1GW計画で米国顧客向け供給を本格化。ベトナム・エチオピア・米国の三極生産で供給網を強化。
【企業/製品・サービス】
| エクソル | 10.15 |
▷低反射パネルがグッドデザイン
エクソルの低反射(防眩)太陽光パネルが2025年度グッドデザイン賞。AG加工で反射光を約90%低減し、景観配慮と設置障壁の緩和を両立。住宅密集地や商業施設での導入を想定し、普及拡大の実装性を示す。
【企業/製品・サービス】
| 大和エネルギー | 10.15 |
▷ソーラーカーポートがGデザイン賞
大和エネルギーのソーラーカーポート『DREAM Port』がグッドデザイン賞。配線・雨樋を躯体内に隠す意匠と後方支持で空間性を確保。両面受光と片流れ背面合掌で発電効率を高め、導入拡大とBCPに資する。
【企業/提携・M&A・新会社】
| エナリス/コシダカ/ファームランド/EPM | 10.15 |
▷まねきねこ69拠点にPPA導入
コシダカの「まねきねこ」69拠点にオフサイトPPAを導入。群馬県安中市の専用太陽光から約19%を供給し、年間約5,076tのCO2を削減見込み。契約期間10年。
【企業/製品・サービス】
| トリナ・ソーラー・ジャパン/S-Rack | 10.16 |
▷DR対応カーポートPVを提供開始
トリナの両面ガラスモジュールとS-Rack架台を組み合わせ、防火地域等で求められる飛び火認定(DR)に対応。200㎡超の建築確認案件にも適用し、都市部のカーポート導入を後押し。意匠性と制度適合を両立。
【企業/統計・調査・資料・他】
| AlbaLink | 10.16 |
▷家庭用太陽光、検討57.4%
戸建て500人調査で「設置済み」「検討あり」が計57.4%。理由は電気代節約、災害時の安心、売電収入が上位。未検討の主因はコストとコスパ懸念。重視条件は費用抑制とアフター体制。普及には総額見通しと処分支援が鍵。
【各種団体/広報・IR・事例】
| イオン環境財団 | 10.17 |
▷小学校へ太陽光と教本寄贈
イオン環境財団が愛媛・西予市立城川小に11.1kWの太陽光発電と教本を寄贈。09年から国内外計56校で環境教育を支援。ジオパーク学習と連携し、再エネ理解を深化、地域の環境保全と学習効果の拡大を図る
【企業/広報・IR・事例】
| Sun Trinity/イオンモール | 10.17 |
▷商業施設最大級ソーラーカーポート稼働
イオンモール大和郡山で約3.1MWのソーラーカーポートが稼働。駐車場1,004台分に設置し、建物消費の約2割を再エネで賄う。オンサイトPPAにより投資負担を回避し導入を加速、安全・意匠面の工夫で運用性を高める
【企業/広報・IR・事例】
| やまがた新電力/舟形町/舟形小学校 | 10.17 |
▷小学校で太陽光PPA始動
舟形小「若あゆ太陽光発電所」が運転開始。県の自家消費型実証事業として採択され、式典と環境学習を実施。地域電力が学校と連携し、教育とゼロカーボンの両立モデルを構築、動画や事例公開で波及を図る
【自治体/政策動向】
| 横浜市 | 10.17 |
▷関内で太陽光・省エネ実証募集
既成市街地の小規模・老朽ビルで遅れる改修の普及へ、関内エリアで太陽光設置と省エネのモデル事業を公募。電気事業者や地域団体と連携し導入拡大を検証。30年度温室効果ガス50%削減目標の達成を後押し
【企業/提携・M&A・新会社】
| アイ・グリッド・ソリューションズ/CPower | 10.17 |
▷オンサイトPPA協業で拡大加速
アイ・グリッドとCPowerがオンサイトPPAで協業。解析AIと資金スキーム、設計施工一貫体制を組み合わせ、年間10MW以上・3年で30MWを目標に普及を加速。屋根活用の開発実績を統合しGXを推進。
【企業/研究・開発・実証】
| NTTデータ/積水化学/積水ソーラーフィルム/日軽エンジニアリング | 10.20 |
▷外壁用ペロブ工法を共同開発
NTTデータ、積水化学、積水ソーラーフィルム、日軽エンジがフィルム型ペロブスカイトの外壁設置工法開発を開始。アルミ押出の固定金物で軽量化と量産性を両立し、しわ調整で意匠性も確保。29年3月まで検証、品川拠点から展開。
【企業/研究・開発・実証】
| 出光興産 | 10.20 |
▷超小型衛星でCIGS宇宙実証
超小型衛星「BOTAN」がISS放出後の初期ミッションを達成。搭載のCIGS太陽電池が宇宙空間で発電し電力供給を確認。放射線耐性と薄膜軽量を強みに宇宙用市場参入を加速し、持続可能な宇宙開発への貢献を狙う。
【企業/提携・M&A・新会社】
| 東急不動産/アイ・グリッド・ソリューションズ | 10.20 |
▷累計300MWへ オンサイトPPA拡大
東急不動産とアイ・グリッドが共同事業の追加合意。26年以降3年で200MWを開発し、累計300MW体制を目指す。TLC VPPの協業を軸に屋根上を含む分散型導入を拡大、非FITの活用も視野にオンサイトPPAの普及を加速させる。
【企業/提携・M&A・新会社】
| 三井住友ファイナンス&リース/SMFLみらいパートナーズ/グリーンエナジー・プラス | 10.20 |
▷Non-FIT低圧の開発で基本合意
SMFLみらいパートナーズとグリーンエナジー・プラスが26年3月までに約50カ所・計5MWのNon-FIT低圧太陽光取得で合意。需要家向けコーポレートPPAで追加性ある電力を供給。30年度に500カ所・約50MWを目標に拡大。
【企業/提携・M&A・新会社】
| 三菱倉庫 | 10.22 |
▷太陽光バーチャルPPAを締結
関東拠点向けに太陽光バーチャルPPAを締結。約8,000kW由来の追加性ある非化石証書を調達し、実質再エネ電力化を推進。JERA CrossとはGHG削減の基本合意も交わし、24/7供給検討を含め連携を拡大。
【各種団体/政策動向】
| 太陽光発電協会(JPEA) | 10.23 |
▷事業用太陽光の売買紹介ページ新設
太陽光発電協会が事業用発電所の売り手・買い手をつなぐマッチング事業者の紹介ページを新設。適切なセカンダリー取引の促進へ一定要件を設け登録を開始。長期安定電源化アクションプランの一環として機能提供を拡充。
【自治体/政策動向】
| 千葉県 | 10.24 |
▷大規模太陽光で国に規制要望
県と鴨川市が林野庁・資源エネ庁などに要望。林地開発許可の基準強化、FIT/FIP外も含む事業適正化、盛土規制の技術審査支援、パネルリサイクル制度整備、環境影響評価の対象拡大を求め、地域共生と災害・環境リスク低減を狙う。
【企業/製品・サービス】
| 東北電力/アイテス | 10.24 |
▷日中屋外でPV検査、販売開始
日中屋外で発電中にPL検査を可能にするシステムを共同開発し販売開始。高精度解析で現場判定を実現、ドローン活用で広域検査に対応。稼働停止を抑え保守効率を高める狙い。2030年までに50件導入を目指す。
【企業/広報・IR・事例】
| 自然オペレーションズ | 10.24 |
▷再エネO&M累計1GWに到達
再エネ発電所のO&M契約累計が1GWに到達。大型太陽光案件の運転管理に加え、AM機能を統合しワンストップで価値最大化を追求。長期稼働期のニーズに対応し、系統用蓄電池O&Mや予防保全、リパワリングなど事業を拡充する。
【企業/広報・IR・事例】
| 双日 | 10.24 |
▷分散型太陽光でオフサイトPPA
小規模分散型太陽光を束ね、RE100準拠の追加性ある電力を長期供給。関西電力とJR西日本・大阪チタニウム向けにPPAを展開し、国内3千カ所の開発を目指す。物理/仮想PPAを併用し、価格安定と環境価値の確保を両立する。
【企業/政策動向】
| タケエイエナジー&パーク/東芝エネルギーシステムズ/タケエイ | 10.27 |
▷成田第2太陽光をFIPへ移行
タケエイE&Pが「タケエイソーラーパーク成田第2」をFITからFIPへ移行。東芝ESSがアグリゲーターを担い、発電と非化石価値はタケエイでんきを介しグループ拠点に供給。設備は2,052.82kW-DC/1,520kW-AC。
【企業/提携・M&A・新会社】
| イオン/丸紅新電力 | 10.27 |
▷再エネPPAで脱炭素目標加速
イオンと丸紅新電力がオフサイトPPA包括契約を締結。リユースパネルも活用し、2028年度までに全国で200MWの再エネ導入を目指す。丸紅は5,000MW供給体制を計画、循環型社会の実現を推進する。
【企業/製品・サービス】
| FCLコンポーネント | 10.28 |
▷PV向け270A/320Aリレー試供開始
PCSの高電圧化に対応する高容量パワーリレーFTR-R1を開発しES提供を開始。1,000VACで270A/320Aをラインナップ、VDE0126準拠の接点ギャップを確保。保持電流移行で消費電力を抑え、ヒートシンク不要で小形・安全性を高めた。
【企業/提携・M&A・新会社】
| TERRA/UPDATER | 10.28 |
▷海外でソーラーシェア新会社設立
ソーラーシェアリングの海外展開を担う新会社を設立。日本発技術と両社の実装知見を統合し、新興国でエネルギー供給と農業生産の両立を図る。JCM活用や実証で適作物選定、将来はペロブスカイト適用も視野。
【企業/提携・M&A・新会社】
| 京セラEPA/関西電力/南海電気鉄道 | 10.28 |
▷南海電鉄へ浮体式太陽光でPPA
兵庫県内ため池に約2MWのフロート型太陽光を新設し、関西電力経由で南海電鉄高野線に電力供給するオフサイトPPAに合意。供給は2026年4月開始予定。新観光列車などに充当し、年間約1,100tのCO2削減を見込む。土地利用影響も抑制。
【企業/提携・M&A・新会社】
| GATES/未来環境エネルギー計画 | 10.28 |
▷太陽光セカンダリーで業務提携
GATESが未来環境エネルギー計画と提携し、中古太陽光発電設備の仲介・販売を強化。施工・保守の知見と金融提携を組み合わせ、セカンダリー市場の拡大と地域密着の再エネ普及を図る。蓄電併用の自家消費提案など派生需要も見込む。
【企業/提携・M&A・新会社】
| 野村不動産/茶畑ソーラー(JA三井リース系) | 10.28 |
▷営農ソーラーでvPPA20年契約
野村不動産が静岡の営農型太陽光1.8MWで20年のバーチャルPPAを締結。茶畑の遮光棚を発電設備として活用し、環境価値を全量購入。対価の一部を農地賃料や委託報酬として還流し、営農維持と再エネ拡大を両立。出資各社と連携し生産から販路まで支援。
【研究機関/政策動向】
| 自然エネルギー財団 | 10.29 |
▷ペロブスカイト太陽電池普及加速
自然エネルギー財団は、ペロブスカイト太陽電池の設置場所拡大とコスト低減策を報告。高層ビルや道路など多様な実証が進み、政府は2040年20GW導入を目標に支援を強化。課題である耐久性・コスト改善へ向け、技術革新と制度整備が進展している。
【企業/提携・M&A・新会社】
| 住友商事/ACWA Power/四国電力/中部電力/国際協力銀行/アジア開発銀行/欧州復興開発銀行/イスラム開発銀行/日本貿易保険 | 10.29 |
▷ウズベキスタンで太陽光・蓄電融資
住友商事がACWA Power、四国電力、中部電力と共同で、同国最大規模の太陽光1,000MWとBESS1,336MWhの案件で融資契約を締結。発電は25年売電契約、27年以降の商業運転を目指す。系統安定化とエネルギー転換に寄与する大型案件となる。