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【業界動向】蓄電関連 編:2025年02月度

2025.02.24

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脱炭素領域をサポートする『みんなの広報宣伝部』では、政府官公庁・企業・各種団体が公表したリリースや資料を分野毎にまとめています。日々の情報収集やマーケティングにご活用ください。
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■ 2025年2月度(2月1日~2月24日)

【府省庁/政策動向】
| 経済産業省 | 1.30 |
定置用蓄電システム普及拡大会議
経済産業省は定置用蓄電システム普及拡大検討会の第5回会合を開催。三菱総合研究所による取りまとめ案が発表され、直近の政策動向や普及拡大の課題について議論が行われた。

【企業/製品・サービス】
| 東邦ガス | 1.29 |
蓄電池VPPサービスが新エネ大賞受賞
東邦ガスの家庭用蓄電池VPPサービス「わけトク」が新エネルギー財団会長賞を受賞。逆潮流電力の買い取りを通じ、電力需給安定化と経済的メリットの両立を実現。

【企業/研究・開発・実証】
| 三菱ふそう | 1.28 |
三菱ふそうの「eCanter」バッテリー再利用
三菱ふそうは「eCanter」の使用済みバッテリーを充電器一体型蓄電システムに再利用する実証実験を開始。CONNEXX SYSTEMSと協力し、京都府向日市役所や川崎製作所に設備を設置。市公用車やEVトラックの充電に活用し、2026年の実用化を目指す。

【研究機関/研究・開発・実証】
| 京都大学 | 1.15 |
京大、全固体フッ化物電池で新正極開発
京大が分子状窒素で高エネルギー密度を実現する全固体フッ化物イオン電池用正極材料を開発。Cu3N正極が既存材料の2倍超の容量を実現。研究はトヨタなどとの共同で進行し、電池性能の革新を示す。

【企業/政策動向】
| ミツウロコグリーンエネルギー | 1.28 |
「系統用蓄電池導入支援事業」に採択
経産省の支援事業でミツウロコ北海道北広島第一・第二蓄電所が採択。再エネ拡大と電力系統の安定化を図る取り組みを推進。

【企業/製品・サービス】
| ヒューリック | 1.28 |
ヒューリック、蓄電池事業に1000億円投資
ヒューリックは系統用蓄電池事業に1000億円の投資を決定。脱炭素社会の実現を目指し、再エネ拡大と電力安定供給を推進。組織再編でエナジーソリューション事業を統合し、新体制を構築する。

【企業/製品・サービス】
| 日産自動車 | 1.22 |
日産がLFPバッテリー工場を新設
日産自動車が福岡県北九州市にLFPバッテリー工場を建設。投資額は1533億円、2028年稼働予定。地域活性化と雇用創出に貢献。

【企業/製品・サービス】
| アンカー・ジャパン | 1.29 |
アンカー・ジャパン、家庭用蓄電池事業に参入
アンカー・ジャパンは家庭用蓄電池「Anker Solix XJシリーズ」を展開開始。オンライン見積もりとワンストップ導入を特徴とし、災害対策や電気代削減を支援。

【企業/製品・サービス】
| PowerX | 1.31 |
PowerX、蓄電池の認定販売施工会社制度開始
PowerXは産業用中型蓄電池『PowerX Cube』の認定販売施工会社制度を開始。開始時点で11社が参画し、2025年3月末までに50社以上へ拡大予定。全国での導入体制を構築する。

【企業/研究・開発・実証】
| 九電みらいエナジー | 2.4 |
九電みらいエナジー、蓄電池の新ビジネス実証
九電みらいエナジーは、太陽光発電所に蓄電池を併設し、マルチユース運用を行う新たなビジネスモデルを実証。余剰電力を蓄電し、需給調整市場と卸市場で運用する。

【企業/製品・サービス】
| パナソニック | 2.3 |
誘導灯用交換用蓄電池の価格改定
パナソニックは、誘導灯・非常用照明器具用の交換用蓄電池の価格を2025年4月1日から約50%引き上げると発表。原材料価格や物流費高騰が背景で、安定供給維持のための措置。

【企業/提携・M&A・新会社】
| テスホールディングス | 2.5 |
大和エナジーと系統用蓄電所開発で提携
テスホールディングスは大和エナジー・インフラと業務提携し、系統用蓄電所開発に取り組む。3年間で2GWhの蓄電池事業化を目指し、資金調達やプロジェクト開発を推進。再エネ普及と電力系統安定化を加速する。

【企業/研究・開発・実証】
| パナソニックHD, あいおいニッセイ同和損保 | 2.7 |
パナソニック、蓄電池劣化予測で保険開発
パナソニックHDとあいおいニッセイ同和損保が、蓄電池劣化予測技術を活用した保険商品の開発で協定を締結。定置用蓄電池の普及促進とゼロカーボン社会実現を目指す。実証パートナーも募集し、技術開発を推進する。

【府省庁/政策動向】
| 経済産業省・資源エネルギー庁 | 2.10 |
経産省、家庭用蓄電システム支援事業の補助事業者決定
経済産業省・資源エネルギー庁は、家庭用蓄電システム導入支援事業の補助事業者を発表。環境共創イニシアチブと大日本印刷を採択。再エネ拡大と分散型エネルギーの導入を推進する。

【企業/製品・サービス】
| Yanekara | 2.5 |
Yanekara、家庭用蓄電池の試行販売開始
Yanekaraは、工事不要で設置可能な家庭用蓄電池「Yanekaraバッテリー」を試行販売。太陽光発電の自家消費を促進し、電気代削減に貢献。

【企業/製品・サービス】
| ニチコン | 2.13 |
トライブリッド蓄電システム新登場
ニチコンは、太陽光発電・蓄電池・EVを統合制御する「トライブリッド蓄電システム ESS-T5/T6シリーズ」第3世代モデルを発表。電気代の最小化とエネルギー自給率向上を目指す。2月19日から開催の「SMART GRID EXPO」に出展予定。

【企業/製品・サービス】
| 住友電工 | 2.13 |
住友電工、新型レドックスフロー電池を発表
住友電工は、東京ビッグサイトで開催の「スマートグリッド展」にて新型レドックスフロー電池を発表。出力・エネルギー密度向上により低コスト・省スペース化を実現。2025年度受注開始予定。

【企業/研究・開発・実証】
| 明和工業 | 2.14 |
明和工業、水素蓄電システム試験運用開始
明和工業は、3月より新潟市で水素蓄電システムの試験運用を開始。ソーラーカーポートで発電した電力を活用し、水素を生成・蓄電する新技術を導入。高砂熱学工業やパナソニックと協力し、非稼働時の余剰電力を水素として蓄え、工場稼働時の電力供給を最適化する取り組み。

【研究機関/研究・開発・実証】
| 東北大学 | 2.14 |
東北大学、電池材料の劣化をMRIで可視化
東北大学は、MRIを用いたリチウムイオン電池の劣化観察手法を開発。電池の充放電中に正極から溶出する金属イオンをリアルタイムで可視化。ドイツの研究機関と連携し、新電解液の効果を実証。長寿命化と安全性向上に貢献する技術として期待される。

【企業/研究・開発・実証】
| アズビル | 2.17 |
アズビル、オフサイトPPA実証開始
アズビルはクリーンエナジーコネクトと共同で、太陽光発電と蓄電池を組み合わせたオフサイトPPAサービスの実証を開始。発電量と建物のエネルギー利用を基に充放電を制御し、再エネ利用率を30%弱から90%へ向上させる。GX事業の一環として展開し、得られた知見を活かし、カーボンニュートラル社会の実現を支援する。

【企業/研究・開発・実証】
| 河村電器産業 | 2.18 |
河村電器、福島にエネルギー研究施設建設
河村電器産業は、郡山西部第一工業団地でエネルギー関連技術の研究施設を建設予定。次世代配電・蓄電システムを中心に開発を加速し、脱炭素社会の実現を支援。福島県との協力を強化し、地域貢献を推進する。

【自治体/政策動向】
| 宮城県 | 2.19 |
宮城県、蓄電池誇大広告への注意喚起
宮城県は蓄電池の販売に関する誇大広告への注意を呼びかけ。SNS等で「支援金100%」「実質負担0円」など誤解を招く表現が増加しており、消費者に補助金制度の事前確認を促す。県の補助金は定額6万円であり、申請には要件を満たす必要がある。

【企業/製品・サービス】
| 関東電化工業 | 2.14 |
関東電化工業、LIBリサイクルプラント建設決定
関東電化工業は、水島工場内にリチウムイオン二次電池リサイクルプラントを建設することを決定。2024年度に着工し、2027年10月の完成を予定。住友金属鉱山と共同開発したリサイクル技術を活用し、高純度リチウム化合物として再資源化。欧州電池規則への対応を視野に入れ、NEDOの支援を受ける。

【企業/製品・サービス】
| レイテック | 2.14 |
レイテック、ZEH住宅向け蓄電池リース開始
レイテックとIBeeTは、ZEH住宅やマンション向けに蓄電池リースサービスを開始。住友電工製蓄電池を活用し、補助金適用で実質0円で導入可能。エネルギーコスト削減や災害対策にも貢献する。

【企業/製品・サービス】
| トリナ・ソーラー | 2.16 |
トリナ・ソーラー、日本市場に大型産業用蓄電池を初納入
トリナ・ストレージは、大型産業用蓄電池「Elementa 2」を日本市場に初納入。高い安全性とエネルギー密度を誇り、長期安定稼働を実現。

【企業/製品・サービス】
| パワーエックス | 2.17 |
パワーエックス、系統用蓄電システム受注
パワーエックスはクリハラントから合計2拠点の蓄電所向けに、蓄電容量24.6MWhの系統用蓄電システムを受注。初の特別高圧蓄電所への「Mega Power」導入へ。

【企業/製品・サービス】
| ニチコン | 2.18 |
公共・産業用蓄電システム開発
ニチコンはEV用充放電器と連携可能な公共・産業用蓄電システム「BSシリーズ」を開発。太陽光発電と組み合わせ、災害時の電源確保やEV活用を可能にする。東京ビッグサイトで開催の展示会で紹介予定。

【企業/提携・M&A・新会社】
| ミストラルエナジー | 2.17 |
ミストラル、系統用蓄電所仲介開始
ミストラルエナジーは系統用蓄電所の仲介専業を開始。発電所オーナーと購入希望者を結ぶプラットフォームを提供し、電力ネットワークの安定化を図る。

【企業/提携・M&A・新会社】
| 鈴与商事 | 2.18 |
鈴与商事、太陽光PPA+蓄電池事業開始
鈴与商事がパワーエックスと協業し、太陽光発電と蓄電池を活用したPPA事業モデルの構築を開始。工場敷地内に導入し、需給調整市場での運用も検証。

【企業/提携・M&A・新会社】
| フォーシーズ | 2.14 |
フォーシーズ、系統用蓄電所の接続権を取得
フォーシーズの子会社ファンタスティックフォー第1号が、オークモントから系統用蓄電所の接続権を譲受。

【企業/提携・M&A・新会社】
| TAOKE ENERGY | 2.20 |
TAOKE ENERGY、CATLと蓄電池300MWh調達契約
TAOKE ENERGYはCATLと2025年度に日本市場向け蓄電池300MWhを調達する契約を締結。系統用蓄電所の急成長を受け、昨年の350MWh調達に続き、さらなる供給確保へ。今後は共同投資による開発も視野に入れ、蓄電所事業拡大を進める。

【企業/広報・IR】
| パワーエックス | 1.29 |
パワーエックス、「新エネ大賞」受賞
パワーエックスの再エネ電力サービス「X-PPA」が、新エネルギー財団の「新エネ大賞」会長賞を受賞。蓄電池を活用した安価な再エネ供給を実現し、普及促進に貢献。

【企業/広報・IR】
| テスラ | 6.11 |
Megapackが仙台で稼働開始
テスラの大型蓄電システムMegapackが仙台市で稼働開始。需給調整市場への参加で再エネ普及と電力安定化を推進。43MWhの容量で日本初の一次調整力参加を予定、効率的な電力供給の実現に貢献する。

【企業/広報・IR】
| パワーエックス | 2.13 |
オリンピア、蓄電所システム導入
パワーエックスは、オリンピアの新設蓄電所「OLY Power Storage 三室町」に大型定置用蓄電池「Mega Power」3台を納入し、運転を開始。東京都の補助事業に採択され、需給調整や電力供給に貢献する。

【企業/広報・IR】
| 安藤ハザマ | 2.14 |
安藤ハザマ、中津川市で系統用蓄電池事業参入
安藤ハザマと日本工営エナジーソリューションズが共同で、中津川市に系統用蓄電池事業を推進。出力20MW、容量80MWhの蓄電池を2025年3月に着工し、2028年稼働予定。

【企業/広報・IR】
| グリーンエナジー・プラス | 2.19 |
系統用蓄電池工事着工
グリーンエナジー・プラスは千葉県印西市で系統用蓄電池システムの工事を開始。蓄電容量4MWhの大型システムを導入し、電力の安定供給と再生可能エネルギー活用を目指す。2025年3月の稼働開始を予定し、全国展開を視野に入れる。

【企業/広報・IR】
| アイシン | 2.14 |
アイシン、小型FC発電機を開発し展示
アイシンは、小型で静粛性の高い「可搬型FC発電機」を開発。H2&FC EXPOでコンセプトモデルを出展。水素カートリッジを燃料とし、カーボンニュートラル社会実現に貢献。

【企業/広報・IR】
| IGS | 2.18 |
IGS、蓄電池の発火を防ぐ検査システムを展示
Integral Geometry Scienceは「BATTERY JAPAN 二次電池展」にて、世界初の蓄電池非破壊画像診断システムを出展。出荷前全数検査で品質管理を強化。