【太陽光発電】産業技術総合研究所:太陽光パネル廃ガラスからアンチモン抽出プロセスを開発

(出典:HPより)
産総研は中部電力と共同で、太陽光パネルのカバーガラスから希少元素アンチモン(Sb)を効率抽出する温和な水熱処理プロセスを開発。粉砕ガラスを水と密閉容器で1~6時間処理し、結晶化時にSbが結晶へ取り込まれにくい現象を利用することで、蛍光X線分析で抽出率約8割を確認した。一般的圧力容器の標準設計温度以下で実施可能とし、2030年代後半に見込まれる大量廃棄期の資源循環に道を開く。
高透明度確保のためSbを添加したカバーガラスは処理需要増が不可避。従来法は実用化に壁があったが、本手法は省エネルギーかつ既存設備での導入を想定。今後は抽出機構の解明による高効率化、スケールアップ、抽出成分からのSb分離・回収、結晶化ガラス粉末の有効利用まで一連のプロセス確立を目指す。成果は中部電力「テクノフェア2025」で展示予定。
【出典】
▷太陽光パネルのカバーガラスから希少元素を抽出するプロセスを開発 -2030年代後半に迎える太陽光パネル大量処分における課題にいち早く貢献-
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。