【研究】大阪公立大学:余剰再エネを冷房活用へ実証開始

(出典:HPより)
大阪公立大学は、三菱重工サーマルシステムズ、竹中工務店、関西電力、安井建築設計事務所、東京大学と連携し、再生可能エネルギーの余剰電力を冷房エネルギーとして有効活用する新システムの実証を開始した。既存の帯水層蓄熱システム(ATES)に世界初の多重蓄熱機能と短周期蓄熱・放熱機能を組み合わせ、再エネ由来の電力で冷却した地下水を5℃で蓄え、冷房に直接利用する仕組みを構築。大阪市舞洲のアミティ舞洲に導入され、7月1日から実証試験が本格稼働した。
本システムは、春や秋など冷暖房需要の低い時期に発生しがちな余剰再エネ電力を活用し、省コストでの電力吸収と需要調整を可能にする。蓄電池や水素と比較してコスト面や運用効率で優位性を持ち、見做し充放電効率70%の達成を目指す。再エネ拡大のボトルネックとなっていた需給調整の課題に対し、空調用途への展開を通じて有効な解を提示しており、都市部でのカーボンニュートラル実現に大きな一石を投じる。
【出典】
▷~再エネの余剰電力を“冷房エネルギー”に~ アミティ舞洲で新システムの実証試験を開始
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。