【太陽光発電】オルテナジー：太陽光発電所向け次世代監視システム、セキュリティ強化で登場

オルテナジーは、太陽光発電所の遠隔監視とセキュリティ対策を兼ね備えた次世代システム『ソーラーグリッドPPH』の提案を開始した。EX4Energyと共同開発した本システムは、モバイル専用網を用いた閉域通信によりインターネットからの接続を遮断し、サイバー攻撃のリスクを大幅に軽減する。

背景には、2024年に国内発電所の監視装置が不正送金に悪用されるなど、分散型電源の脆弱性が顕在化していることがある。経済産業省も小規模太陽光設備のセキュリティ対策を喫緊の課題とし、同社の取り組みは産業サイバーセキュリティ研究会でも事例として評価された。

ソーラーグリッドPPHは、AWS基盤を利用したクラウド上で動作し、二要素認証やタイムアウト制御などを導入。さらに、ファーウェイ製パワーコンディショナーの場合にはゲートウェイ不要での導入が可能となっている。

発電所の状態は「異常」「注意」「正常」の3分類で視覚化され、故障箇所の特定や地域別・運用会社別の切り分け表示も可能。今後は気象連動型のデータ取得やエラー履歴管理など、O&M（運用・保守）に資する機能の拡充を予定している。

分散電源の普及が進むなか、コストとセキュリティを両立するこのシステムは、小規模太陽光事業者を中心に導入拡大が期待される。

【出典】
▷太陽光発電・蓄電所におけるセキュリティ対策のファイナルアンサー！新・次世代遠隔監視システム『ソーラーグリッドPPH』登場
※本記事は生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。