【研究】日東紡:リサイクル容易な水系電池電極材料を開発

(出典:HPより)
日東紡と東北大学の共同研究チームは、親水性ポリアミンに電荷貯蔵を担うp-ジヒドロキシベンゼンを導入し、水系電池向け電極材料を開発した。水に溶解して高い親水性を示すポリアミンを基盤にすることで、常温下で利用可能な有機レドックス高分子を実現。従来課題とされた疎水性の克服に加え、100℃以下の温和な条件で原料に分解できることを示した。これにより、水系電池のリサイクル容易化と安全性向上を両立し、脱炭素社会の実現に寄与する技術として期待される。
開発した高分子は、p-ジヒドロキシベンゼン導入率を調整可能で、試作した空気電池では理論容量の99%以上を達成。100回の充放電後も99%以上の容量を維持した。さらに80℃の強酸性水溶液中で72時間加熱すると91%を原料に分解でき、再資源化が可能であることを初めて実証した。
【出典】
▷2025年8月26日 日東紡 リサイクルが簡単な電極材料の開発について
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。