【脱炭素・SDGs・ESG】JFEエンジ:ごみ焼却施設でCO₂分離膜実証

(出典:HPより)
JFEエンジニアリングと住友化学は、NEDOの「グリーンイノベーション基金事業」の一環として、膜分離法によるCO₂回収の実証試験を開始する。実証は川崎市浮島処理センターで2026年3月から行い、ごみ焼却施設での導入は国内初となる。低圧・低濃度の排ガスからCO₂を分離回収する技術は、従来の化学吸収法に比べて省エネルギー・低コスト化が期待され、中規模排出源への展開が課題とされてきた。住友化学はOOYOOと共同開発した分離膜を提供し、JFEエンジニアリングが設計や据付を担う。
今回の試験では、10%以下の低濃度CO₂を含むごみ焼却排ガスを対象に、膜分離モジュールによる高効率回収システムの実用性を検証する。JFEエンジニアリングは200カ所超の焼却施設建設実績を持ち、CCU(Carbon Capture and Utilization)対応機能の実装を進めている。両社はカーボンニュートラルに向けた重要技術として、将来的な普及拡大を目指す。世界的にも低コスト型CO₂分離の先行事例となる可能性が高く、廃棄物処理分野における脱炭素化の突破口として注目される。
【出典】
▷ 膜分離法によるCO₂回収の実証試験に着手~国内初、ごみ焼却処理施設にCO₂分離膜を導入へ~
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。