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【企業】阪急電鉄、全線カーボンニュートラル運行開始

2024.10.11

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(出典:HPより)


阪急電鉄は、2025年4月1日から全線で「カーボンニュートラル運行」を開始する計画を発表した。全国の鉄道会社として初めて、コーポレートPPAを一部活用する形で実施される。コーポレートPPA(電力供給契約)とは、需要地から離れた場所で発電された再生可能エネルギーを、長期かつ固定価格で供給する契約方式。今回のプロジェクトでは、関西電力と協力し、年間950万kWhに相当する電力を新設の太陽光発電設備で賄うことで、約4,000トンのCO₂排出量を削減する見込み。

阪急電鉄は、8月に発表した「全線カーボンニュートラル運行」の計画において、鉄道用電力全体を再エネECOプランにより、実質的に再生可能エネルギー由来の電力へ置き換えることを目指している。再エネECOプランとは、関西電力が提供するCO₂フリーの電力メニューで、非化石証書による環境価値が付加されている。この計画により、全線でのCO₂排出量を年間14.3万トン削減することが見込まれ、これは約5.6万世帯の年間排出量に相当する。

新たに導入する太陽光発電設備は、大阪梅田駅で使用される年間電力消費量に匹敵する規模で、これにより得られる環境価値が「全線カーボンニュートラル運行」の実現に寄与することとなる。同社は、既存の太陽光発電設備(摂津市駅と西宮北口駅に設置)と併せて、持続可能なエネルギー供給体制の確立を進めている。

鉄道事業におけるカーボンニュートラル運行は、日本の脱炭素社会実現に向けた重要なステップとされている。特に、鉄道は相対的に低炭素な輸送モードであり、脱炭素社会を目指すモーダルシフトの推進において、その環境優位性が注目されている。阪急電鉄はこの取り組みを通じて、地域社会全体の環境負荷軽減に貢献し、持続可能な都市づくりを支援する方針。

【出典】
鉄道会社で初めて、コーポレートPPAを一部活用した 「全線カーボンニュートラル運行」を実施
※本記事は生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。