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【蓄電関連】日本金属:トヨタ自動車と燃料電池向けセパレータの共同特許を申請

2025.12.11

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(出典:HPより)


日本金属がトヨタ自動車と「セパレータ及びその製造方法」に関する共同特許を出願した。両社は表面処理技術の共同開発を進めており、燃料電池セル内部で電気を集める役割を担うセパレータに求められる低接触抵抗の実現に向けて技術高度化を図ってきた。燃料電池は電解質膜をガス拡散層とセパレータで挟み、多層化して構成されるため、材料性能が発電効率を左右する。今回の共同出願は、同社の経営計画「NIPPON KINZOKU 2030」が掲げる「Near Net Performance」を軸とした取り組みの一環で、素材レベルで最終製品の性能を実現する方針に基づく。

日本金属は環境配慮型製品「エコプロダクト」の拡大も進めており、燃料電池分野を含む素材開発を強化する姿勢を示す。公報番号は特開2025-147500で10月7日に公開された。同社は冷間圧延ステンレス鋼帯の受注生産を中心に、板橋工場や技術研究所を拠点に多様な素材加工技術を展開してきた。経営計画では複合成形や新素材開発を通じて事業構造の転換を目指し、新技術を市場に供給する体制を整備している。今回の共同出願は、次世代燃料電池の性能向上と環境負荷低減に寄与する技術として注目される位置づけとなる。

【出典】
日本金属、トヨタ自動車との共同特許を申請
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。