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【太陽光発電】芝浦工業大学:微生物で廃太陽電池からセレン回収、世界初の実証

2025.10.13

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(出典:HPより)


芝浦工業大学とケー・エフ・シーは、廃太陽光パネルから溶出したセレンをセレン酸還元微生物「Stutzerimonas stutzeri NT-I」で浄化・回収する世界初の技術開発に成功した。セレンは半導体や太陽電池の材料として利用されるレアメタルで、毒性を持つため環境基準値が定められている。太陽光パネルの大量廃棄が予想される2030年以降、環境汚染と最終処分場不足が懸念される中、再資源化による解決策として注目される。

対象となったのはCIGS系の使用済み廃パネル。CIGSを溶解・中和後に微生物と反応させ、セレンを高純度で回収する技術を確立した。今後はラボスケールからベンチスケール、さらにプラントレベルへと拡大し、循環型社会形成の実現を目指す。廃棄物の単なる処理ではなく、付加価値のある有価物として再資源化する点が大きな特徴であり、社会的・環境的課題の解決に資する技術と位置づける。

【出典】
世界初、微生物を利用して廃太陽電池からレアメタルの回収に成功〜セレン酸還元微生物を用いて廃太陽光パネルからレアメタル「セレン」の回収再資源化を実現〜
※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。